季節の進みが早い。そろそろイトトンボが現れる頃か？とフラワーセンターに行ってみた。和風庭園の池の周りを回る。池の中ほどにある水鉢に茶色っぽいトンボが止まっていたが、すぐにどこかに飛んで行ってしまった。
「あれは何だったんだろう・・？」と思いながらさらによく見ると、同じ水鉢に小さいイトトンボらしきものが止まっている。中望遠レンズで写真を撮るには遠過ぎるのだが、尾端を見るとホソミイトトンボ♂のようだ。昨年秋園内で越冬前のホソミイトトンボを数匹見ているので、春になったら青く変身してこの池に現れるのではないか？と思っていた。やっぱり来たか！

ホソミイトトンボは1匹だけだったが、しばらく池縁に立っていると、目の前にやや大きめのトンボが止まった。フラワーセンターでは見たことのないトンボだったが、もしやホソミオツネントンボ？？？
うす茶から淡い水色になりかけのような♀個体だったが、確かにホソミオツネントンボだ。これは予想外！　鎌倉市内でホソミオツネンを見たことはなく、フラワーセンターに来るとは思ってもみなかった。ホソミイトトンボ同様、ホソミオツネンも勢力を拡大しているのだろうか？

どちらも1匹ずつだったが、ちょっと嬉しいトンボウォッチングの開幕となった。