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2017.09.05
広町の初秋

久しぶりのフィールド歩きは広町緑地へ。入口近くで上方を黒いアゲハがもつれあって舞っている。同種かと思ったらナガサキアゲハとカラスアゲハ(?)だった。お目当てはクサギの花だったようだ。
湿地に入るとキンミズヒキやシロバナサクラタデが繁茂している。シロバナサクラタデの花には小さなアブやハチ、セセリチョウやヒメウラナミジャノメが吸蜜に訪れていた。湿地全体を通してクモが多い。ということは、獲物になる虫が多いということ。
ススキの根元にナンバンギセルが咲いている。散策路のすぐ横で、見やすいように草刈りしてあるのですぐに分かった。昨年もあったところだが、昨年より株が増えているようだ。
湿地のあちこちにジュズダマが繁茂している。クロコノマチョウの幼虫を探して歩いたが、見つからなかった。食痕らしきものはあるが、これは一世代前のものか・・?などと思いながら歩いていると、帰る間際になってうろうろする茶色の蝶を見つけた。クロコノマチョウが産卵に来ていたのだ。ジュズダマの葉の裏に産卵しては場所を変えてまた産卵。見ていた間に3〜4箇所で産卵して行った。無事に孵化→蛹化→羽化に行きつけるとよいのだが。


広町緑地/2017.9.5
▲クサギの前でもつれ合うナガサキアゲハ♀とカラスアゲハ。

▲残ったのはナガサキアゲハ♀。

▲今年も咲いてるナンバンギセル。

▲キンミズヒキがあちこちに。

▲ツルマメは今が盛り。

▲ヌスビトハギの“顔”を撮る。

▲初秋の花・ツリガネニンジン。

▲同じく初秋の花・ワレモコウ。

▲ミソハギの花に止まるシオカラトンボ。

▲群生するシロバナサクラタデ。

▲きれいなヒメウラナミジャノメが吸蜜に/別個体イチモンジセセリも戻る
▲シロバナサクラタデは虫たちに大人気/ハムシのペアも来た戻る
▲ヨメナで吸蜜。今日はヒメウラナミジャノメが多い。

▲翅を広げてるのは誰かな?/ヒカゲチョウさんでした戻る
▲キアゲハが飛んできた/開翅戻る
▲蛾が飛んできた。模様のはっきりしたナカグロクチバ。翅の裾が丸まって見える。

▲広い湿地のあちこちにジュズダマが繁茂、チェックするのは大変だ。画像中央、葉にぶら下がるのは・・?

▲やっぱり、クロコノマチョウだった! 産卵してるようだ/場所を変えてまた産卵ぼけぼけだが表翅が見られるのは稀戻る
▲橋の上で“お見合い”するシオカラトンボ(右)とオオシオカラトンボ(左)。

▲ソバの花が咲いている。

▲ソバ畑は白の世界。

▲同上。

秋の野の花が予想以上によく咲いていた。季節の進みが早い。また近いうちに来よう。


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