週明け一気に咲いた鎌倉の桜、お花見は週末の今日・明日までか？ 混みあう街中を避けて中央公園へ。中央公園には3月25日に来ているが、10日間で景色が一変していた。咲き始めだったコブシはもう終り、まだ蕾だったサクラやハナモモが満開！ 園内のどこにカメラを向けてもサクラが写る。「中央公園って、こんなにサクラが多かったっけ！」と改めて思った。
園内には植栽のソメイヨシノもあるが、ヤマザクラやオオシマザクラが谷戸に点在する風景がいい。遠くから見ても色でどの桜か識別できる。ソメイヨシノは淡いピンク、花の時期に葉は出ていない。オオシマザクラは花は白、同時に出てくる葉は緑。ヤマザクラの花は白か淡いピンクだが、赤っぽい葉が同時に出るため遠目にはピンクが濃く見える。その色はソメイヨシノのピンクより深みがあり、落着いた色合いだ。と、基本的にはそうなのだが、以前広町緑地の記事にも書いたとおり、オオシマザクラかヤマザクラか分からないもの（恐らく交配種）もあるにはある。

炭焼き小屋の前にあるハナモモは例年桜よりやや遅れて咲くが、こちらもすでに満開であった。ハナモモの強烈なピンクは単独で見ると好きになれない色だが、ヤマザクラや緑の中のアクセントと見れば、いい絵になっているのかも知れない。

鎌倉中央公園／2014.4.5

▲ヤマザクラ／赤味を帯びたこの葉がヤマザクラの木全体を落着いた色合いにしている ▲同上 ▲同上 同上／もうかなり散ってしまった 同上 ▲お弁当を広げる家族連れ ▲レンズをどこに向けても桜が写る ▲クヌギの芽吹きを撮っても背景に桜が！ ▲ハナモモの咲く風景 ▲同上 ▲同上 ▲桜咲く谷戸風景 ▲同上 ▲夕方の光は柔らかい。逆光のヤマザクラ この日は桜の咲き具合はよかったのだが、ピーカン過ぎたのか、谷戸の写真はどれも白っぽく、色がうまく出なかった。春の風景、特に桜の写真は難しい。