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2014.02.01
ヤツデの葉めくり

今日から2月だが1ヶ月先取りしたような陽気、こう暖かいと越冬虫が動き出すのでは?と気になったりする。午後から広町緑地へ。友人と待合せて久しぶりに谷戸を歩こうと思っていたが、何と工事中(>_<)。外周コースや川沿い湿地など3月下旬まで立入り禁止になるという。
今日は少しは鳥が見られるかと思って来たが、ただでさえ少ないのに工事中では期待できない。仕方なく、通行可能なうさぎ山の急坂を上り、鎌倉山に抜けて夫婦池に行くことにした。
気がつけば、尾根の道ぞいはヤツデとアオキだらけだ。普段はあまり気にも留めないヤツデだが、今は大歓迎。(^^;) 時々立ち止まっては葉をめくってみる。いるいる! クロスジホソサジヨコバイの♂に♀、幼虫各種! 所々に白い抜け殻も付いていた。中央公園よりヤツデの数はずっと多いが、ヒット率も高いようだ。段々どういうヤツデにいそうかも分かってきた。一人では怪しいが、二人だと怪しさも半減?のヤツデめくり、すっかり“ヨコバイ目”になって、広町を抜けるまでにずい分時間がかかってしまった。

夫婦池も水鳥は少なくひっそりとしていた。ここでもヤツデとアオキは広町に負けず劣らず生えている。いちいちめくっていたら何日もかかりそうだが、要所要所でチェック、それなりに収穫があった。
クロスジホソサジヨコバイはヤツデやアオキの葉裏で越冬するものしか見たことがない。さて、いつまでいるだろうか? そして、春以降はどこにいるのだろうか? 

広町緑地&夫婦池/2014.2.1
▲暖かい春の日差しの中で、ヤツデの葉めくり

▲クロスジホソサジヨコバイのちびっ子幼虫。お尻の黒い点々がトレードマーク

▲成長した幼虫。成虫一歩手前か?

▲成虫♀ 黒筋が赤く縁取られているものが多いようだ。黒い点々も大きくなっている。その間に赤い産卵管の先が見える

▲成虫♂ 黒筋のみで赤味はない

▲黒筋の周りに若干赤味があるが、産卵管は見えないし♂かな? 産卵管のあるなしは、ひっくり返してみないと正確には分からないが…

▲ヒメヨコバイの一種

▲ウロコアシナガグモ

▲アオキの葉裏にいたチャタテムシの一種

▲ヤツデやアオキに混じって尾根道に生えるオニシバリ、春を待たずに花をつける


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