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2013.11.23
越冬前の虫達@泉の森

散策日和の休日、観察会で大和市の泉の森へ。フィールドに昆虫が少なくなるこの時期だが、ここ何年か11月の観察会は泉の森で開かれている。自然の森もあるが公園部分は植栽の木や人工物も多く、また人家にも近い。この時期、こういう所が意外と昆虫が多いのは今までにも体験ずみだ。

開始早々まずは“あのクワの木”のあるところへ。もう3年前になるが、クワの木に集結したムラサキツバメ集団には感激したものだ。(2010.11.24の記事参照)
行ってみると、今年はそんな大集団は見つからない。それでも6〜7匹のムラサキツバメが一枚の葉に身を寄せ合っていた。こういう光景は他では見たことがないので、見られただけでもラッキーなのだが、3年前のインパクトがあまりにも大きかったので、一同やや拍子抜け。
それでも、下りてきたムラサキツバメやムラサキシジミ、擬態して越冬するルリタテハ、さらに、越冬準備中のカメムシやテントウムシなどなど、小春日和も手伝って終ってみれば結構な種類の虫が見つかった。

泉の森(大和市)/2013.11.23
▲ムラサキシジミ♀が日向ぼっこ/ムラサキツバメとよく似てるが、尾状突起がないのと、♀の表翅はムラサキツバメより鮮やかなブルー/ムラサキシジミは集団越冬はしないようだ

▲木の皮に成り済ましてるつもり?のルリタテハ
「ぼ、ぼ、ぼく、隠れているつもりなんだけど・・」戻る
▲大木の幹にペタリ! ウスミドリナミシャク

▲ウスキヒゲナガ

▲見事な擬態! ヤツデの葉裏、主脈に紛れたアミメクサカゲロウ。翅は葉に同化している! 成虫越冬する

▲こちらはオオデマリの葉にいたクサカゲロウ、↑とは別種。こちらも成虫越冬

▲オオデマリの葉にはサンゴジュハムシがたくさんいた。こんな時期までいるのか・・

▲越冬場所を探すエサキモンキツノカメムシ

▲樹皮の割れ目にはまり込んだアカスジキンカメムシ幼虫「ぼく、ここで寝ようかな・・」

▲人面にも見立てられるオオホシカメムシ/棒を振り上げてガッツポーズ!こちらは終齢幼虫、人面度は低い戻る
▲越冬前のチャバネアオカメムシ。こちらも人面に見えなくもない?

▲ヨコヅナサシガメの幼虫@ケヤキ/今日はヤニサシガメやヨコズナサシガメの幼虫を数多く見た

▲何写してるの?

▲私も↑の方と同じカメラで接写! 人気者のウシカメムシでした

▲手摺りを歩くクチブトゾウムシの仲間(約5mm)

▲最近散策仲間で話題になっていたミノウスバがマユミの木にいた

▲トンボは少なかった。アキアカネを数匹見ただけ

▲テントウムシはたくさんいたが、代表して手摺りにいたキイロテントウを

▲「そ、そんなに近寄らないでよお」とハラビロカマキリ

▲エノキの根元にゴマダラチョウの幼虫、このまま春まですやすや眠れるといいね・・


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