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2012.04.04
入生田散策

緑の学校OB会の定例会、今月は小田原の入生田に出かけた。
入生田は江戸時代の小田原藩主であった稲葉氏の菩提寺・長興山紹太寺で知られる。紹太寺は当時は立派な伽藍を備えたお寺だったようだが、江戸末期の火災で消失してしまい、今はその全容を知ることはできない。しかし、苔むした石段や杉林、稲葉一族の墓、点在する石仏など、随所に歴史を感じさせるものがあった。
そして、火災を免れて残った一本のしだれ桜、樹齢330年の古木は今も健在だ。エドヒガン系シダレザクラだが今年は開花が遅い。この日に間に合わないかと懸念されたが、それでも3分程度は咲いており、淡いピンクに包まれた名木の元でお弁当を開いた。

前日に吹き荒れた春の嵐がうそのように、この日は青い空に暖かな日差し、まさに“台風一過”の一日となり、カエデの芽吹きや咲き始めたサクラを愛でながら気持ちのよい散策を楽しんだ。

小田原市入生田にて/2012.4.4
▲長興山紹太寺

▲同上。境内に大きなミツマタの木があった

▲同上

▲境内のシダレザクラ。この日いちばんよく咲いていたサクラだ

▲同上

▲杉林の中、こんな石段が続く(他に坂道もあり、帰りはそちらを下りた)

▲開けた所で、振り返れば小田原の町と海が!

▲ミミガタテンナンショウ(?)が点在していた

▲灯籠の上に生える苔@稲葉一族の墓

▲沢沿いの道を行く

▲芽吹き始めたカエデがきらきら光っていた

▲同上。この時期だけの色合い

▲同上

▲お目当ての名木に会えた

▲同上

▲同上。まだ三分咲き程度か? 咲いていても咲いてなくてもうまく撮れない桜ではある
2年前の満開参照

▲小高い所から見る。小さく見えるが樹高は13mほど。「300年以上世の変遷を見続けてきた者」と思うと、感慨深いものがある


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