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2011.12.10
冬の手摺昆虫観察

冬は虫好きにとっては寂しい季節。12月にもなれば蝶・トンボはもちろん、カメムシやゾウムシなどの小さな虫を見かけることもほとんどなくなる。
ところが、冬でも公園の金属手摺には小さな虫が見られるという。今日は月1回の自然観察会(道端自然観察館の花虫氏主宰)だったが、観察会メンバーの中にここ何年も冬の手摺昆虫観察を続けてるご夫婦(私はお二人を“虫目ご夫妻”と呼んでいる ^^;)がいて、お二人の案内で手摺観察を体験! 期待以上の虫の出にびっくりの一日だった。

もう一つ特筆すべきは、今回は“超虫目”の女性が参加されたこと。「虫目で歩けば」という本も執筆されている鈴木海花さん(同名のブログはこちら)だ。
今年の夏頃ネットが縁でお知り合いになったが、みんな会うのは初めて。でも、虫目さん同士、言葉は要らない? 自己紹介もそこそこに早速手摺へ。和気藹々と、しかし真剣な眼差しで手摺観察が始まった。

以下、今日の収穫よりピックアップ。

東高根森林公園(川崎市)にて/2011.12.10
▲手摺観察の前に、まずはオオツノカメムシ

▲ここから手摺観察。クサカゲロウの仲間

▲ゴミをいっぱい背負って歩いてるのは、クサカゲロウ(の仲間)の幼虫らしい

▲アオクサカメムシ

▲ウシカメムシ

▲同上。突っついても動かず。死んじゃったのかな?

▲交尾中のクヌギカメムシ。♀のお腹がパンパン! この日はクヌギカメムシが実に多かった

▲これを撮った記憶がないが、?カメムシ(よく考えたら、マルカメムシだった! ^^;)。暗かったのでよく見ずにダメ元で撮ったのだと思う

▲カメムシの卵の脱け殻/手摺に産卵するカメムシもいることが分かる。孵化した幼虫はどこへ行くのだろう?

▲オオクモヘリカメムシ

▲こんな鉄製の手摺が延々と続く

▲2階建てのような虫はチャタテムシの仲間

▲同上。横から見るとこんな感じ

▲夏に鎌倉中央公園でも見かけたが種名が分からない極小(1.5mmぐらい?)の虫。模様は個性的だが・・

▲クロスジフユエダシャク♂

▲クロスジフユエダシャク♀/フユシャクガの♀は翅が退化して飛べない。フェロモンを出して♂を呼ぶのだそうだ

▲カサハラハムシの仲間(ではないかと思う)。体長3〜4mm

▲極小の虫、「何だろう?」と撮ってみればゾウムシだった! こんな所も手摺観察の醍醐味かな?

▲うずくまってる子はノミゾウムシの仲間? 飛ばしてみればよかったかな? これも高々3〜4mm程度の虫だったような・・

▲お尻に“目玉”のあるシロスジショウジョウグモ

▲今日の人気者・カラスハエトリ♂ 正面顔を撮らせてくれたいい子!

▲カラスハエトリ♀ ♀も渋くてなかなかの役者だ

▲手摺からちょっと離れると、マユミの葉裏にキバラヘリカメムシの卵が!
(しかし、キバラヘリカメムシは成虫越冬のカメムシだし、このマユミの葉ももうすぐ落葉する。この時期に孵化してない卵があるのは変な気がするが・・)

長くなってきたので、続きは次回


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