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2011.05.04(2)
虫目半開?

先月下旬、中央公園で葉がこんな風に巻かれたエノキを何本も見た。中央公園のエノキはヒメゴマダラオトシブミに大人気の木だ。「ん? 早くも出てきたか?」と思ったが、よく見ると巻き方が違っていた。オトシブミはこんなにルーズな巻き方はしない。
5月になって「そろそろか・・?」と思いながら中央公園に近づくと、早速カマツカの若木に揺籃を発見! カマツカを巻いたものは初めて見たが、ぬしは見つからなかった。
更に進むとエノキにも揺籃がついている。先月のと違ってこちらはヒメゴマダラオトシブミの作品だろう。エノキにはアカボシゴマダラの終齢幼虫もいた。いずれのエノキも幼木・若木だ。エノキの若木は虫たちに大人気!
湿地奥に進むとミズキの幼木にたくさんの揺籃がぶら下がっている。そしてついにぬしを発見! 小さな小さなヒメクロオトシブミだった。
後で調べた所では、カマツカの揺籃と作りが同じなので、カマツカの方もヒメクロオトシブミと思う。図鑑やネットを調べた限りでは、ミズキやカマツカはヒメクロオトシブミのホストに入ってないが、ヒメクロオトシブミは色々な木を巻くようだ。

10日前に草原を飛び回っていたベニシジミやツマキチョウの姿はすでになく、代わってアゲハの仲間が出現、羽化して間もないカラスアゲハやジャコウアゲハが嬉しそうに(?)飛んでいた。季節は着実に進み、こちらの“虫目”も半開まで来た。

鎌倉中央公園にて/2011.5.4
▲カマツカに揺籃が!

▲ミズキの幼木にも! 葉の切り方・巻き方とも↑の揺籃と同じようだ

▲いたいた! ミズキの葉にヒメクロオトシブミ!

▲「わたしの作品見てくれた?」

▲こちら、エノキの若木。ぬしは分かってる、ヒメゴマダラオトシブミさんでしょ?

▲同じくエノキの若木にアカボシゴマダラの終齢幼虫が!

▲きれいなカラスアゲハ!

▲ジャコウアゲハも来た

▲傷みやすいジャコウアゲハの翅だが、全く傷んでない!

▲キアゲハがホトケノザの花から花へ

▲コミスジ

▲きれいなカワトンボ♂

▲こんにちは、キイロテントウ君

▲最近よく見かけるミツボシツチカメムシ、背中が顔に見える?

▲今年初見のジンガサハムシが顔を見せてくれた(^^)


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