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2010.05.25
“虫目”で歩く

今年は蝶が少ない分、小さな昆虫が多いような気がする。単に蝶に気を取られることなく小さな虫に目が行くということかも知れないが、“虫目”になるのが例年より早かった。
先日中央公園に立寄った際、クリ、エゴノキ、ケヤキ、エノキ、キブシなどにたくさんの揺籃がついているのを見た。エノキ・ケヤキの主は何度も撮っているヒメゴマダラオトシブミだが、クリやキブシの主はまだ正体を見ていない。今年こそは探したい。

午後になってしまったが、中央公園へ出かける。まずは先日見た“揺籃通り”へ。コミスジやイチモンジチョウなどが訪れるクリの木の下でしばらく待つも、オトシブミの姿は見られなかった。
続いてキブシへ。キブシの揺籃は数は少ないのだが・・、いた! まさに期待どおりのウスモンオトシブミだった。ウスモンオトシブミは他所では見たことがある。鎌倉にはキブシがこんなに多いのだから、ウスモンオトシブミがいないはずはないと思っていたが、ついに見つけてしまった! しかし、すぐに隠れてしまったため、ぼけぼけ写真一枚しか撮れなかった。
続いてエゴノキへ。高い所だったが、葉の上にいるエゴツルクビオトシブミの♂が見えた。二歩前進。

オトシブミ以外にも好みのゾウムシなど探しながら、田んぼ近くのクリ林に向かった。クリ林は柵の外からしか見られないが、例年どおりたくさんの揺籃がついている。ふと奥の木を見ると、いたいた! 可愛らしいゴマダラオトシブミが一匹、揺籃制作に勤しんでいた。キブシとクリの主がいっぺんに判明した大収穫の一日!

今、虫探しが楽しい!/鎌倉中央公園/2010.5.25
▲クリの揺籃だれの作?

▲やっぱり主はゴマダラオトシブミだった! なるほど、横だけでなく上の方も切り込みを入れるのだね!

▲イラクサ好きのラミーカミキリ、今年の本拠はここか! 草刈りに遭わないといいね

▲タンザワフキバッタの幼虫。中央公園でいちばんよく見るバッタかも?

▲クロウリハムシがあちこちに

▲センニンソウを食べるオオアカマルノミハムシ

▲ハートを作ってラブラブ中のカワトンボ

▲裏翅が明るいイチモンジチョウ

▲食草のヤマノイモに止まるダイミョウセセリ。産卵場所を探しているのか?

▲サトキマダラヒカゲが急に増えた

▲まるで作り物のようなヒメシロコブゾウムシ、逃げ足は速い

▲アカメガシワにホホジロアシナガゾウムシのカップルが!

▲お疲れさま〜、もう、降りるよ〜!

▲ふう〜


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