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2010.04.05
カテンソウ

カテンソウ(イラクサ科)は湿り気の多い所が好きなようで、鎌倉では所々に見られる。中央公園でも小川縁に群生しており繁殖力は旺盛なようだ。
この花、花粉を飛ばす様子が面白い。雄しべが一本ずつ自力で開き、その勢いで先端の葯に入っていた花粉が散布されるという仕組みだ。5本の雄しべはいっぺんには開かず、一定時間間隔で開いていく。花粉が飛ぶ時は白い煙が上がる感じだ。すでに1、2本開いた花をじっと観察していると、その瞬間に会えるかも知れない。  雄しべが開く時はこんな感じ

自力で花粉を散布するカテンソウ
▲5本とも雄しべが開いた雄花とまだ蕾の雄花

▲只今開花中、3本目が開いたところ

▲花粉が飛んで葯は空っぽ

▲中途半端な開き方の雄しべもあるが、これは一度開いてまたつぼむ途中?

▲雌花は下部の葉腋にかたまってつく

▲雌花。鮮明に撮れてないが、白いのが柱頭?


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