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2009.08.05
カンレンボクの花

カンレンボク(別名キジュ)は中国産の木だが、大船フラワーセンターに数本の高木がある。この時期面白い花が咲くので前から興味を持って見ていたが、行く度に様子が変わっているので、この花の構造がなかなか理解できなかった。
山渓「樹に咲く花」には雌雄同株と書いてあるが、咲き方は以下のようだ。

一つの枝(花序)に球状の花(両性花の集まりに見えるが、雄花・雌花は別々なのか?)が数個つくが、そのうちの一個が早く咲く。花の咲き方は、まず雄しべが伸びてハリネズミのような球状の花が咲く。雄しべが枯れて脱落する頃に雌しべが伸びて、また球状の花になる。それぞれの花序で一番花の雌しべが伸び切った頃、複数個の二番花が咲き始める。花序によっては三番花(複数個)もあるようだ。

カンレンボクの花/大船フラワーセンター/2009.7.31&8.5
▲蕾

▲雄しべが出始める

▲雄しべが伸びてきた

▲雄しべが伸び切ってハリネズミのような花になる

▲雄しべが枯れて雌しべが出てきた

▲雄しべが脱落して雌しべが伸びてきた

▲雌しべの先端が三つに分れる。再びハリネズミのような花になる

▲雌しべが枯れてきた

▲一番花の雌しべが伸びてきた状態

▲一番花の柱頭が開き、二番花の雄しべが伸びてきた状態

▲一番花の雌しべが枯れ始め、二番花の雄しべが伸び切った状態

▲フラワーセンターでも二番目か三番目の(?)高木

▲秋にはバナナのような実ができる/2003.11.19


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