暖かな一日、広町の谷戸を歩く。湿地の周りにはキブシの花が咲き揃い春の訪れを告げていた。芽吹きの早いマユミやミズキの新葉が瑞々しい。林縁にはミツバアケビがあちこちに絡み、小さな花をつけていた。アケビもあったが、湿地周りはミツバアケビが多いようだ。
暖かいせいもあって蝶が盛んに飛び交う。キタテハ、キチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ルリシジミなど目撃した。他に黒いアゲハと思われる蝶も飛んでいたが、何か確認できなかったのが残念だ。今年は例年に比べて蝶の出が早いかも知れない。
オオシマザクラやヤマザクラの蕾も膨らんできた。あと一週間すれば、谷戸の色合いが変わってきそうだ。

広町の谷戸／2008.3.22

▲青空にキブシ ▲ミツバアケビの花がそこここに／存在感ある雌花とその他大勢の雄花 ▲可愛い十字形、アオキの花が咲き始めた ▲芽吹きの早いイヌシデ ▲新葉の美しいミズキ、今年は芽吹きが早そうだ ▲越冬していたキタテハ ▲こちらは羽化したばかりのルリシジミ ▲下向きに咲くヒメウズはアングルファインダーが必須！ ▲田んぼ周りにはタネツケバナがいっぱい ▲もうすぐ開花のオオシマザクラ