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2008.03.18
谷戸のキブシ

久しぶりに中央公園に行ってみると、谷戸はキブシの花に埋もれていた。というのはちょっと大げさだが、公園内のどのポイントに立ってもキブシが見える。中央公園にこんなにもキブシが多かったかと改めて思った。キブシは鎌倉の風土に合っているのか、繁殖力は旺盛のようだ。谷戸と言わず、お寺の境内・裏山、町中でも林の痕跡があるところには必ずキブシが生えている。

何度も書いているが、春の野に溶け込むような淡い黄緑色といい、玉暖簾のようにぶら下がる姿といい、このユニークな花が気に入っている。見ればついついカメラを向けたくなる花だ。この9年間に撮った写真は軽く1000枚を越えていると思う。
キブシの咲く谷戸は、鎌倉の里山風景の中でも最も好きなものの一つだ。しかし写真となると、「キブシの咲く谷戸風景」の写真はほとんど撮れてない。
今年も、広町緑地で、中央公園で、春風に揺れるキブシの谷戸を歩こう。
2006年の記事「鎌倉のキブシ」

春の訪れを告げるキブシの花
2008.3.17/鎌倉中央公園
▲至る所で咲き始めたキブシ

▲全体に黄色っぽく見える雄株

▲遠目に緑っぽいと思ったらそれは雌株

▲若い株は花序が団子状だったり…

▲雌株は概して花序は短かい

▲ぎこちない咲き方。もしかして今年初めて咲いた?

▲一枝に20房以上つくこともある

▲背景はブンゴウメ。淡いピンクと淡い黄緑、春らしい取り合わせだ

▲そのブンゴウメ、今年の梅を締めくくる




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