伊豆急・城ヶ崎海岸から海に向かう道に白い花が落ちていた。きれいな花だ。上を見上げると6〜7mはありそうな木にたくさんの花が咲いていた。写真でしか見たことのない花だったが、どうやらアブラギリ（トウダイグサ科）のようだ。葉はアカメガシワやイイギリに似てる。いちど見たいと思っていた花なので嬉しくなった。

帰ってから調べたところによると、アブラギリは元々日本にあったものか、古く中国から入ってきたものが野生化したものかはよく分かってないという。もう一つシナアブラギリという中国原産の種類もあって、その区別はなかなか難しそうだ。詳細は省略するが、葉の基部につく腺の形から、この木はアブラギリとしておこうと思う。

アブラギリの花／伊東市・城ヶ崎／2007.5.25

▲雌雄同株だが、雌花はよく分からなかった ▲三裂した葉が混じる ▲雄しべの花糸や花芯部分は、咲き始めの時は黄色だが後に赤くなる