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2006.12.23
東慶寺にヤブムラサキ?

久しぶりに北鎌倉の東慶寺に行ってみた。東慶寺の紅葉は遅かったように記憶しているが、赤いモミジは終っているものの、境内奥のイチョウやカエデがまだきれいに黄葉していた。境内はきれいに清掃・手入れされ、新年を迎える準備が進んでいるようだ。
実はソシンロウバイが咲いているのでは?と思ったのだが、ロウバイはちらほら咲いていたがソシンロウバイの方はまだだった。どちらも今年は深く剪定されたようだったが・・。
(写真はいずれも、2006.12.23/北鎌倉・東慶寺にて)

名残の紅葉・黄葉
▲ロウバイがちらほら

ところで、↓は杉の木が林立する境内奥で見かけた低木だ。もう葉はほとんど落ちていたが、冬芽やわずかに残った紫の実、対生につく葉からムラサキシキブであることは分かった。
鎌倉の野山にはムラサキシキブは普通に見られるが、お寺などに植栽されてるのは普通はコムラサキだ。お寺にもムラサキシキブがあるのか・・と思いながらよく見ると、どうも普通のムラサキシキブとは少し違う。明らかに枝は毛深いし、実の数も少なかったような痕跡がある。枯れ葉を触ってみるとあの“ビロード感触”が残っていた。これはヤブムラサキに違いない・・。

ヤブムラサキは今年は散在ガ池など東部の何箇所かで見かけているが、中央公園や北鎌倉では見たことがなかった。植栽されたものなのか、元々あったものなのか、いずれにしてもこの辺りでは初めての出会いだ。ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、オオムラサキシキブの棲み分け、またその交配種にはちょっと興味があるので要ウォッチだ。

ムラサキシキブに比べて毛深いヤブムラサキ ムラサキシキブの冬芽参照


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