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2006.11.04
稲村ヶ崎のイソギク

イソギクは静岡・神奈川・千葉の海岸崖地に生える野生菊だが、鎌倉では稲村ヶ崎で見られる。潮風をまともに受けながら海岸の断崖絶壁に咲く姿は逞しくもあり、心を打つものがある。
岩場に生えるだけあって葉は厚く、裏には白い毛が葉の縁まで密生している。イソギクの葉を表から見ると白い縁取りがあるように見えるのはそのためだ。
イソギクの花には舌状花はなく黄色の筒状花のみからできているが、稀に白い舌状花がついたものがある。ハナイソギクと呼ばれているが、イソギクと園芸種のイエギクとの自然交配種と言われている。最近はイソギクやハナイソギクの栽培種もよく見かける。

稲村ヶ崎海岸のイソギク/2006.11.4
▲断崖絶壁に咲くイソギク
▲筒状花のみで舌状花はない
▲葉の裏は毛が密生していて白く見える
▲ハナイソギク/イエギクとイソギクの自然交配と言われる
▲ハナイソギク
▲稲村ヶ崎から江の島方面を望む



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