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2006.10.30
コウヤボウキ

コウヤボウキが咲いた。10日ほど前にまだこんな蕾だった中央公園のコウヤボウキだが、今日行ってみると可憐な花をつけていた。
「コウヤボウキは明るい林縁に生える」と言われるが、鎌倉周辺で見るコウヤボウキは結構暗いところが多い。中央公園のコウヤボウキも暗い斜面に生えている。今日は三脚を持ってなかったが、カメラのISO感度を800に上げて何とか撮れた。日当りが悪いせいか、か細い花だが、これでも木本だ。

花をよく見ると、十数個の花がまとまってついており、一つの花にはリボンのようにくるりと巻いた細い花弁が5枚ある。赤く見えるのは冠毛だ。花弁は白っぽいピンクだが、赤い冠毛のお蔭で花全体が優しい色合いに見える。
雄しべ・雌しべをもう少し細かく観察すると面白そうだが、それは今後の課題にしておこう。

コウヤボウキは好きな花だ。山道を歩いていてこの花に出会うと嬉しい。近縁種のオケラやカシワバハグマはなかなか見つからないが、コウヤボウキには時々出会うことがある。自宅近くの林縁にもあったのだが、数年前の宅地化でなくなってしまったのは残念だ。

コウヤボウキ(キク科小低木)/2006.10.30/鎌倉中央公園



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