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2006.07.22
アカボシゴマダラ

夕方4時半、そろそろ中央公園を出ようかと三脚とレンズをしまった途端に白黒の蝶がひらひらと飛んで行った。チラっと赤い紋のようなものが見えた。アカボシゴマダラに違いない!
何年か前に湘南地区に放蝶され、すっかり鎌倉にも定着したと見られている問題のアカボシゴマダラだが、今年は予想に反して少ないようで、春からいちども見かけてなかった。夏型が出てきたようだ。

しばらくの間クヌギのまわりを飛んでいたが、やおらヒカゲチョウなどが止まっている幹に割り込んだ。暗くてよく見えなかったが、結構“態度”は大きいようだ。他の蝶たちは少し離れた。コガネムシたちとは仲好く(?)同居していたが、しばらくするとハチがやってきた。アカボシゴマダラは二回ほどハチを払うような仕草を見せたが、根負けしたのか、自分から場所を変えた。

思いがけない被写体が近くに現れ、急いでカメラと三脚を取り出し、ひたすらシャッターを切った。近くに寄れたのはよかったが、先日のオオムラサキの時より暗く、ストロボ付きの撮影になった。

▲クヌギの幹で樹液を吸っていたヒカゲチョウやコガネムシの中に割り込んだ

▲「アカボシが横暴なんだよ〜」とヒカゲチョウ

▲ヒカゲチョウは嫌がって離れて行く。でも、ちょっと気になる?

▲コガネムシは素知らぬ顔で動かない

▲ハチがやってきて小競り合い

▲根負けしたのか、幹の裏側へ移動した

▲ここに決めたのか、また黄色の口吻を伸ばしている

先日のオオムラサキと同じような状況だったが、ゴマダラチョウもオオムラサキに近い種だ。夏はクヌギの樹液を吸いにくるところを観察するのがよさそうだ。


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