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2006.05.20
ノイバラ

鎌倉では三種類のノイバラが確認されている。ノイバラ・オオフジイバラ(別名アズマイバラ)・テリハノイバラの三種だ。中央公園でもこの三種を見つけたことがあるが、今日気がついたのはノイバラだけだった。湿地の縁などに多く、今、きれいな花を咲かせている。
三種類のノイバラを花で区別するのは難しいが、葉と托葉、枝が立っているか・這っているか、などで区別がつきそうだ。簡単に言うと、


立っていて、葉に照りがなく、托葉がささくれているのがノイバラ。
這っていて、葉に照りがあって、托葉が幅広なのがテリハノイバラ。
立っていて、葉にやや照りがあり、托葉はやや幅広なのがオオフジイバラ。

と言えるだろうか。
中央公園では、山崎口から来て炭焼小屋の方に曲がる辺りにテリハノイバラがあったのだが、度重なる草刈りでなくなってしまったようだ。何せ雑草に埋もれて這っていたから・・。もっともテリハノイバラの花期はノイバラより遅く6月に差しかかる。探せばまだ他の場所にもあるかも知れない。

▲ノイバラ/2006.5.20/鎌倉中央公園

▲ノイバラ/2006.5.20/鎌倉中央公園

▲ノイバラ/葉に照りがない/2006.5.20/鎌倉中央公園

▲オオフジイバラ/立っていて葉にやや照りがある/2004.6.16/鎌倉中央公園

▲テリハノイバラ/葉に照りがあって這っている/2004.6.16/鎌倉中央公園

▲托葉の違い/左からノイバラ・オオフジイバラ・テリハノイバラ/鎌倉中央公園


【追記】
後日、中央公園山崎口近くの“しし岩”を這っているテリハノイバラを見かけた。そう言えば、前からここにあったことを思い出した。
はっきり写ってないが、写真↓中央に幅広の托葉が見える。
また、炭焼小屋近くの方も草刈りにもめげず芽を出していた。頑張ってるね!

▲2006.5.24/鎌倉中央公園

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