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2006.05.17
カラスとスズメの間って?

カラスノエンドウに埋め尽くされた春の野原は、子どもの頃から見慣れた光景だ。少なくなったとはいえ、まだまだ鎌倉では日常的に見られる。一方、スズメノエンドウは目立たない花だから、探さないと見つからない。でも、あるところには群生している。両者は特に棲み分けているようでもなく、混生するようだ。

カスマグサという草もある。数年前に初めて知った草だが、何とカラスの「カ」とスズメの「ス」を取って、カラスとスズメの「間」ということで「カスマグサ」なのだそうだ。「間」とは多分大きさのことを言っているのだろう。色んな名前のつけ方があるものだと驚く。(^^;)
そんなカスマグサが、カラスノエンドウとスズメノエンドウの間に遠慮がちに(?)咲いていた。マクロで見ると、縦縞がなかなかお洒落だ。

▲カラスノエンドウ/2006.5.6/鎌倉中央公園

▲スズメノエンドウ/2006.5.6/鎌倉中央公園

▲カスマグサ/2006.5.6/鎌倉中央公園

▲カスマグサ/2005.4.14/鎌倉中央公園

この間まであんなに繁茂していたカラスノエンドウも、いつの間にか花が終ってこんな実をつけている。この実はもうすぐ黒くなるが、その黒さからカラスノエンドウと名づけられたようだ。スズメノエンドウはカラスノエンドウより「小さい」ということで「スズメ」。植物の名前のつけ方も様々だ。


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