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2006.03.12
貞宗寺・紅白の共演

今年の梅は早咲きのものが遅かったせいか、咲き始めたらどの種も一気に咲いた。そのせいかとても華やかだ。紅梅・白梅の共演がそこここで見られる。
例年「紅梅・白梅の共演」と言えば、近所の貞宗寺が思い浮かぶ。このHPでも何度も紹介しているが、ここは観光客が来るようなお寺ではなく、鎌倉の隠れた梅の名所だ。
例年ここの紅梅は開花が遅く2月末から3月中旬ぐらいに咲く。白梅の方はもう少し早いものが多いので、紅白の共演と言っても白梅はやや盛りを過ぎているのが普通だ。

日曜日の今朝、そろそろいい頃かと立ち寄ってみると、紅白とも近年になくきれいで感動した。白梅が遅かったせいか、紅白のコントラストも鮮やかだった。
ただ一つ、残念なことは、以前は山門の辺りから見ると、白梅・紅梅の中に本堂の屋根が見え、とてもよい絵になっていたのだが、年々梅の丈が伸び、ついに本堂の屋根が見えなくなってしまったことだ。
今日は重装備の男性が梅を撮りに来ておられたが、何と山門脇の電柱に梯子をかけ、4mぐらいの高さから撮ってられた。もちろん、お寺の許可を得ての話だ。いい絵が撮れたことだろう。

この境内には姿のよいハクモクレンの木があり、花をつけると清楚にしてとても豪華。ちょうど白梅が終るころだが、まだ紅梅は残っていることが多く、もういちど“紅白の共演”が見られることがある。そのハクモクレン、今年もたくさんの蕾をつけていた。
この日は、キブシ、ヤブツバキ、ウグイスカグラ、ミツマタも咲き、コブシやニワウメの花芽も膨らんでいた。境内は春である。



貞宗寺の春

(10枚)


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