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2006.03.11
ポポーノキ

何年か前に北鎌倉のお寺でインパクトある冬芽を撮っていたが、長い間その名前が不明だった。山渓の「樹に咲く花」を何度ひっくりかえしてもそれらしき木は見つからず、すっかり失念していたが、昨年の今ごろ思い出して「冬芽と葉痕掲示板」に投稿したところ、ある方が見つけて下さった。何とポポーノキ(バンレイシ科)だったのだ!
まさかお寺の境内にポポーノキがあるとは思わなかったが、これ以後「こんな冬芽・葉痕は見たことない!」と思った時は、外来種を疑うことにしている。

ポポーノキは別名アケビガキと呼ばれるが、アケビに似た実がなる。その昔、果物として食用にするために栽培されたらしいが、あまり流行らなかったようだ。その名残りで野生化した木もあるという。
濃いえんじ色の花はなかなかきれいで観賞用にも植えられている。

今日、このお寺の近くを歩いていると、見慣れない枝ぶりの木があった。近づいてみると、まぎれもなくポポーノキ! この冬芽と葉痕、一度見たら忘れることのないユニークさだ。

▲スマートな頂芽(葉芽)と丸い花芽はいずれも裸芽/2006.3.11

▲ユニークな花芽/維管束痕は5〜7個/2006.3.11


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