Back デジカメ散歩道 2006 Next
2006.02.15
七曲の幼木たち

昨日も暖かかったが、今日は四月の陽気だ。予報では何と20度になるという。こんな日はやはり散策を優先させない訳にはいかない。(^^;) 午後からデジカメ持って「七曲」を下りてみた。
「七曲(ななまがり)」というのは通称だが、いくつにも折れ曲った急坂からその名がある。ここは、16世紀に北条早雲が築いた山城・玉縄城があったところ。今は城を偲ばせるものはほとんど残っておらず、本丸跡は清泉女学院になっているが、七曲の地形は山城に適していたことだろう。今はよい散策路になっている。

最近この辺りにも開発の手が伸び、七曲の上にも下にも家やマンションが建った。散策路は短かくなる一方だ。七曲の降り口の辺りで、一昨年だったか(?)かなりの木が伐採されたのは何のためだろうか? 気になる。お蔭でヤブツバキやかなり大きくなっていたムラサキシキブなどなくなってしまった。殺風景な空スペースとなっていたが、今日見ると幼木が何本か生えている。

今日まず目に入ってきたのはアカメガシワだった。30cmほどの幼木が何本も生えている。「アカメガシワは崩壊地や伐採後にいち早く生えてくる」と聞いたことがあるが、まさにそのとおりだと思った。
次に目についたのはカラスザンショウの幼木だが、これもアカメガシワ同様、崩壊地や伐採地に真っ先に入り込んでくる木らしい。どちらもこの辺りに多い木ではある。

=サムネイルをクリックすると冬芽の拡大写真が表示されます=
アカメガシワ カラスザンショウ

今日は、「そろそろヒメウズが咲いているのでは?」とこの近くにあるヒメウズ・スポットに行ってみようと思っていたのだが、すっかり幼木探しになってしまった。(^^;) 以下、今日撮った幼木たちとその冬芽・葉痕に登場してもらおう。
七曲は我家から最も近い散策路で、これから「デジカメ散歩道」にもしばしば登場すると思う。ここで“ぬし”たちを紹介しておこう。

=サムネイルをクリックすると冬芽の拡大写真が表示されます=
センダン キリ
クズ マルバウツギ
ムラサキシキブ キブシ
ヒメコウゾ クサギ

七曲の住人はまだまだいる。イヌビワヌルデハリギリヤマグワ・・・、みんな春が待ちどおしそうだ。
なお、今年初めてウグイスの「ホー・ホケキョ」を聞いた。毎年最初にウグイスの声を聞くのは七曲だ。春はすぐそこまで来ている。



Back | デジカメ散歩道 2006 | HOME | Next