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2006.01.08
サクラの冬芽

今日は昨日ほどではないがまずまずの天気。今年初めて鎌倉中央公園に行ってみた。今日もお目当ては冬芽と葉痕。実は今、『鎌倉中央公園の冬芽アルバム』を作っている。昨年末までに落葉樹中心に100枚余り印刷した。
中央公園にあるが、まだ撮れてない木が何十種類かある。もっとも、センダンのように冬芽は面白いのに手の届くところに枝のない木もあるが。
もう少し撮れたら一区切りにしようと思ってるが、まだどうしても撮りたい木、撮れそうな木がいくつかある。そのうちの一つがソメイヨシノだった。

中央公園にはヤマザクラが多く、オオシマザクラも何本か植栽されている。ソメイヨシノは少ないがどこかにあるはずだ。花の時期が終ってみると、「あれ? どこにあったか・・?」となってしまい、なかなか冬芽が撮れないでいた。
やっと今日見つけたので、これで三者が揃った。

ところで、冬芽を見てこの三種のサクラが判別できるだろうか? この三種のどれかであることが前提になるなら、割と簡単にできそうだ。

まず、次の2枚は今日やっと撮れたソメイヨシノ。
ソメイヨシノの冬芽には特徴がある。それは冬芽に毛が生えていることだ。他のサクラには見られない特性なので分かりやすい。写真では白っぽく見える。▼
▲2006.1.8撮影
▲2006.1.8撮影
次はオオシマザクラ。オオシマザクラの冬芽はまん中辺りに独特の膨らみを持つ。これは下のヤマザクラと比べるとよりはっきり分かる。▼
▲2003.2.7撮影
▲2003.2.7撮影
次の2枚はヤマザクラ。オオシマザクラのようにまん中辺りの膨らみはなく、円錐に近い形だ。芽鱗が開きぎみな冬芽もよく見かける。▼
▲2003.1.20撮影
▲2005.11.30撮影
鎌倉の里山で出会うサクラはほとんどがこのどれかだ。冬芽から見分けるのもそう難しくなさそうだ。

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