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2016.02.15
マンションの訪問客2016/2月の蛾 その1

前回(1/31)、「これから期待できるフユシャクはクロテンフユシャクとヒロバフユエダシャク」と書いたら、両者とも2月6日に現れた。毎日2、3種類のフユシャクを見かけるものの、6日以後新顔は来ていない。これで終りかな?

と思っていたら早くも早春の蛾が現れた。今のところ、シロテンエダシャク、ホソバキリガ(またはブナキリガ)、スモモキリガ、カバナミシャクの仲間などだが、昨年蛾を撮り始めた頃に見たものだ。(ああ、またキリガやカバナミシャクの同定に悩まされるのか・・?)
このところの気温上昇に、成虫越冬のキリガやアケビコノハが目覚めてしまったりしてる。蛾も間違えるほど寒暖の差が激しいこの頃だが、まだまだすんなり春が来るわけではない。二度寝した方がよいと思うよ! > 成虫越冬の蛾たち

蛾に季節の移ろいを教えてもらった1年だったが、そろそろ一周することになる。正確に数えてないが、1年で430種ぐらいの蛾が自宅マンションにやってきた。他人に話しても信じてもらえそうにない数だ。

今季来たフユシャク/12月中旬〜2月中旬(2/15まで)
種名初見12中12下1上1中1下2上2中2下
クロスジフユエダシャク12/13
クロオビフユナミシャク12/19
チャバネフユエダシャク12/25
ナミスジフユナミシャク1/4
シモフリトゲエダシャク1/10
クロバネフユシャク1/10
ウスバフユシャク1/12
シロフフユエダシャク1/18
シロオビフユシャク1/24
クロテンフユシャク2/6
ヒロバフユエダシャク2/6
※シモフリトゲエダシャクは3期に渡っているが、1匹が1/10〜1/21の間同じ所に張りついていた。1月中旬にもう1匹来たが、そちらはすぐにいなくなった。

2016.2.1〜2016.2.15に来た蛾全種
▲シロオビフユシャク(シャクガ科)/2016.2.1

▲ウスバフユシャク(シャクガ科)/2016.2.1

▲シロフフユエダシャク(シャクガ科)/2016.2.1/1月31日〜2月10日の間ずっと同じ場所に張りついていた/別個体(2016.2.15)戻る
▲ナワキリガ(ヤガ科)/2016.2.1/初見だが成虫越冬の蛾

▲クロテンフユシャク(シャクガ科)/2016.2.6/今季初登場(10種目のフユシャク)だが、いっぺんに3匹来た!/個体2個体3個体4(2016.2.14)戻る
▲ヒロバフユエダシャク(シャクガ科)/2016.2.6/これも今季初登場(11種目のフユシャク)/その後、何匹も来てる。15日以降もまだ見られそうだ/別個体(2016.2.9)別個体(2016.2.15)戻る
▲ハイミダレモンハマキ(ハマキガ科)/2016.2.6/初見のハマキガ。成虫越冬。

▲ヤマノモンキリガ(ヤガ科)/2016.2.6/初見の蛾だが、生死不明。成虫越冬という訳ではないが、冬まで生きることがあるらしい。

▲シロテンエダシャク(シャクガ科)/2016.2.7/フユシャクではなく早春の蛾。羽化して間もないと思われる。この日以降多出。1日に3〜4匹見かける/別個体(2016.2.10)別個体(2016.2.14)別個体(2016.2.15)別個体(2016.2.15)戻る
▲クロバネフユシャク(シャクガ科)/2016.2.9/2月3日以来久しぶり。

▲ホソバキリガ?(ヤガ科)/2016.2.10/早春に現れるキリガの一種(ブナキリガもよく似てるが・・)/この日以降同じ所に張りついたまま/同じ個体(2016.2.11)戻る
※ホソバキリガともブナキリガとも違うように見えるが・・。
▲同定が難しいカバナミシャクの一種(シャクガ科)/2016.2.12/別個体(2016.2.15)別個体(2016.2.15)戻る
▲スモモキリガ(ヤガ科)/2016.2.14/早春に現れるキリガの一種。2つの黒点が特徴/別アングル戻る
▲ケブカチビナミシャク(シャクガ科)/2016.2.14/昨年12月13日にも来てる。年3回発生するらしく、冬にもいる。

▲クロサンカクモンヒメハマキ(ハマキガ科)/2016.2.14/春の蛾だが早くも登場。

▲ホシオビキリガ(ヤガ科)/2016.2.14/初見の蛾。成虫越冬。

▲フクラスズメ(ヤガ科)/2016.2.15/成虫越冬の蛾で、まだ出てくるのは早いと思うが、ここ2日ほど20度にもなったせいで目覚めてしまったのか?

▲アケビコノハ(ヤガ科)/2016.2.15/まだ起きるのは早過ぎるよ! 二度寝しなさい!/別アングル戻る


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