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2016.02.29
マンションの訪問客2016/2月の蛾 その2

2月後半、春のように暖かい日があるかと思うと冬に逆戻りしたり、まさに三寒四温の季節だ。
マンションに来る蛾もフユシャクが減り春の蛾が増えてきた。春の蛾の先陣を切ったのはシロテンエダシャク、続いてカバナミシャクが急に増えた。と思ったら、21日になって春の使者とも言えるオカモトトゲエダシャクが3匹も来た。同じところで同時に発生したものと思うが、来た場所は3匹ともばらばらだ。ちなみにそのうち2匹は25日〜26日にいなくなったが、もう1匹は29日現在まだ同じところに止まっている。さらに、29日になって別の壁にもう1匹現れた。(この1匹が21日からいた2匹のどちらかなのか、4匹目の個体なのかは不明。)

春の蛾ではウスベニスジナミシャクも何匹か現れた。ウスベニスジナミシャクはこの時期に多いのか、この2週間の間に広町緑地・鎌倉中央公園・舞岡公園でも見かけている。また、29日になって春の定番・アトジロエダシャクが初登場。キリガの種類も増え、蛾の世界も着々と春に移行しつつある。
もう一種、この時期に活動するハイイロフユハマキも初登場だ。今まで見てきたハイイロフユハマキと違って見えるので最初は何だか分からなかったが、ネットで調べてみて判明した。

今季のフユシャク一覧、今回は新顔は現れなかった。一覧表はこれが最後になるかも知れない。

今季来たフユシャク/12月中旬〜2月下旬
種名初見12中12下1上1中1下2上2中2下
クロスジフユエダシャク12/13
クロオビフユナミシャク12/19
チャバネフユエダシャク12/25
ナミスジフユナミシャク1/4
シモフリトゲエダシャク1/10
クロバネフユシャク1/10
ウスバフユシャク1/12
シロフフユエダシャク1/18
シロオビフユシャク1/24
クロテンフユシャク2/6
ヒロバフユエダシャク2/6
※シモフリトゲエダシャクは3期に渡っているが、1匹が1/10〜1/21の間同じ所に張りついていた。1月中旬にもう1匹来たが、そちらはすぐにいなくなった。

2016.2.16〜2016.2.29に来た蛾全種
▲フクラスズメ(ヤガ科)/2016.2.16/前日からこの日までいたが、その後見えない

▲シロフフユエダシャク(シャクガ科)/2016.2.16/別個体(2016.2.21)別個体(2016.2.21)別個体(2016.2.23)戻る
▲シロテンエダシャク(シャクガ科)/2016.2.20/別個体(2016.2.23/黒筋が目立つタイプ)別個体(2016.2.27)戻る
▲アケビコノハ(ヤガ科)/2月15日から廊下の蛍光灯に張りついていたが/床に下りていた!(2016.2.23)/その後姿が見えず/戻る
▲オカモトトゲエダシャク個体A(シャクガ科)/2016.2.21〜2.26/同じ個体同じ個体戻る
▲オカモトトゲエダシャク個体B(シャクガ科)/2016.2.21〜2.25/同じ個体同じ個体戻る
▲オカモトトゲエダシャク個体C(シャクガ科)/2016.2.21〜2.29/同じ個体今日は上に“お友達が”!戻る
▲オカモトトゲエダシャク個体?(シャクガ科)/2016.2.29

▲ケブカチビナミシャク(シャクガ科)/2016.2.21/色合いが繊細でマクロで見るときれい/別個体(2016.2.22)戻る
▲カバキリガ(ヤガ科)/2016.2.21/別個体(2016.2.29)戻る
▲ウスベニスジナミシャク(シャクガ科)/2016.2.21/“ベニスジ”と名がつくが、筋が黒っぽいもの、緑っぽいものもある/別個体(2016.2.27)別個体(2016.2.29)戻る
参考:広町緑地で(2016.2.16)鎌倉中央公園で(2016.2.21)舞岡公園で(2016.2.24)舞岡公園で(2016.2.24)
▲クロテンフユシャク(シャクガ科)/2016.2.23/もう終ったかと思っていたが久しぶりに現れた

▲ハイイロフユハマキ(ハマキガ科)/2016.2.23/♂と思う

▲不明蛾/2016.2.21/ハイイロフユハマキ?とも思ったが、毛深いのが気になる

▲ホソバキリガ(ヤガ科)/2016.2.23/外横線が波打っていることと、2つの紋が離れていることからホソバとした/別個体同左。実はこんなところに逃げ込んでいる別個体戻る
▲ブナキリガ/2016.2.29/ホソバキリガに似てるが、外横線がなだらかなのと、2つの紋がくっついていることからブナキリガとしておく

▲スモモキリガ(ヤガ科)/2016.2.21/同じ日に3匹現れた/別個体戻る
▲ヒロバフユエダシャク(シャクガ科)/2016.2.21/この日以降ヒロバフユエダシャクを見ていない

▲ハイミダレモンハマキ(ハマキガ科)/2016.2.29/時々見かけるハイミダレモンハマキ、この日は2匹いた/別個体戻る
▲アトジロエダシャク(シャクガ科)/2016.2.29/春の蛾、これから頻繁に現れそうだ

▲カバナミシャクの仲間から3種/2016.2.16〜2.29/20日頃から急に増え、同じ日に10匹ぐらいいることもある。名前調べは今のところ後回しで・・/別個体別個体戻る


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