愉快な冬芽・葉痕たち
2002.2.10

デジカメで花を撮り始めて4年目に入った。最初のうちはきれいな木の花ばかり追っていた。それだけでも忙しい。あっちでもこっちでも、次から次へと花は咲いてくれる。でも花の時期は春に集中し、夏以降は概してヒマだった。

しばらくすると、花が終った後の可愛い実が気になり始めた。花より実の方が目立つ木もある。実を先に探しておいて、翌年初めて花を見つけた木もあった。今まで気がつかなかった花を見つけるのは快感だ。またまた被写体が増えた。そして秋になれば、多くの木々は紅葉・黄葉する。これまた花に劣らず美しい。被写体としてはずす訳にはいかない。

うーん、これではこちらも休む時がないではないか。そうは言っても、落葉後の12月から梅が咲く2月頃までは花も少なく被写体は限られる。ホームページをリニューアルするとしたらこの時期しかない。

ところが今年はこの“花閑期”に絶好の被写体を見つけてしまった! 冬芽と葉痕。肉眼では分からないほど小さなものが多いが、デジカメで撮ってパソコンで見ると笑える、笑える! やっぱり、自然に優る芸術家はいないようだ。

それでは、愉快な冬芽・葉痕たちをいくつかご紹介しよう。

アジサイです。可愛いでしょ? 紫陽花倶楽部のシンボル・マークにいかが? 花芽が重そうなミツマタです。“虫歯ミュータンス”と名づけました。(^^;)

  
おサルさんの国・イチョウです。もんきちさんったら、こんなところにいたのね。(^^;)

トチノキです。どんな造形家も自然にはかなわないかも知れません。 何の木か分かりませんが、ベートーベンが住んでいました。

愉快な冬芽・葉痕シリーズ、もっとご覧になりたい方はこちらへどうぞ。(^^)

こんな小さな冬芽・葉痕が撮れるようになったのは、実はクローズアップレンズのお蔭だ。デジカメでも機種によっては1cmまで近づけられるなど、マクロ機能に長けたものもあるようだが、私の使っているCybershot F505Kは一応9cmまで近づけられることになっているものの、条件がよくないとピントを合わせることは難しい。暗い所、小さな被写体、宙に浮いた花など、オートでピントを合わせることは絶望的だ。マニュアル・モードにしても液晶画面でピントを確認するのは難しい。

そこでケンコーのクローズアップレンズNo.3(撮影距離 20〜33cm)というのをつけてみたところ、ピントが非常に合わせやすくなった。デジカメのズーム機能と合わせても使えるので、かなりマクロな写真が撮れるようになった。

うっかりこのようなレンズを買ってしまったために、冬芽・葉痕にはまる結果となったわけだが・・・。

メールはこちらへ 一人静  
前号   次号


かわら版TOPへ