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2019.07.27
小淵沢町観音平

早朝は青空も見えたが山の天気は変りやすい。台風接近の影響もあって雨が上がっても午前中のみという予報だったが、とにかく観音平へ。夏休みの土曜日、ここは登山する人達が車を止めるため、晴れの日は駐車場に入りきらない車が道路脇にずらっと並ぶのだが、今日の駐車場はウソのように空いていた。

小雨が降る中、傘をさして道路沿いを歩き始める。雨は時折止んだり、またパラついたりと本降りになることはなかったが、さすがに虫は少ない。これではアサギマダラもヒョウモンチョウも飛ばないかな・・と思われたが、しばらく下ると小さな茶色の蝶が卍飛翔してる。ミドリシジミ(の仲間)のようだ。葉の上に止まって開翅! 鮮やかなブルーに感激した。その後しばらくの間、数匹のミドリシジミが何度も止まっては開翅して遊んでくれた。

今までここでミドリシジミ(の仲間)を見たことはない。今回はアサギマダラを全く見かけなかったが、代りにミドリシジミが歓迎してくれ、毎年何かしら新発見のある観音平観察会となった。


小淵沢町観音平/2019.7.27
▲卍飛翔していた蝶が止まって開翅。おお、鮮やかなブルー!

▲よく見えるところに止まってくれた。中望遠で撮りながら少しずつ近づく。

▲同じ個体。こんなにきれいな表翅を見たのは初めてだ。

▲これは茶色っぽいが、見る角度によるのかも知れない。

▲この角度で見ると青味が強くなる。

▲やっと何匹かが裏翅を見せてくれた。平地で見るミドリシジミとは違う。オオミドリシジミか山地性のミドリシジミか・・?/開翅したところ同じ個体。角度によっては別種のように見える別個体が翅を閉じたところ。♂は全部同じ種類のようにも見える/戻る
▲別の個体が飛んできて開翅。♀のようだ。

▲↑の個体が翅を閉じた。オレンジ色の紋の感じでは↑の♂たちとは別種のようにも見える。

帰宅後ネットでミドリシジミの仲間を少し調べたところ、♂たちもオオミドリシジミではなさそう。山地性のハヤシミドリシジミやジョウザンミドリシジミによく似ているものの特定は難しそうだ。これ以上深入りするのはやめておこう。

▲他にはイタチササゲに来たセセリチョウぐらいで、大型の蝶は見かけず。

▲葉上の虫も少ない中、金ピカのドロハマキチョッキリが出てきてくれた。

▲あとは大小ハナカミキリが数種/これはクロハナカミキリかしら?

▲スリムなニンフハナカミキリ。

▲ニンフハナカミキリを更に小さくしたようなチャボハナカミキリ。

▲今日出会った中では最も大きいフタスジハナカミキリ。

▲小雨ながら止む気配がなくなってきた。ミドリシジミも撮れたし、それ以上“悪足掻き”せず(^^;)、早めのランチ後散会となった。

参加のみなさん、今年もお世話になりました。効率よく色々なものに出会え、楽しい二日間、あっという間に過ぎました。Hさん、今年も同乗させていただきありがとう! また来年もここでみなさんにお会いできることを願っています!


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