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2018.11.18
泉の森観察会

11月の観察会は今年も大和市の泉の森で。予報に反してさほど寒くもなく、お天気もまずまず。参加者11名、越冬前の虫を探しながら和気あいあいと晩秋の一日を楽しんだ。


泉の森(大和市)/2018.11.18
▲「しらかしのいえ」前庭のムクロジは今年も実が鈴なり。

▲まずはムラサキツバメの集団を見に、いつもの広場に。ヤマグワにこんな集団が3つあったが、朝は陽が当らず寒いのか寝てる子が多い。
代替わりしても毎年晩秋になるとこの木に集結するムラサキツバメたち、数ある“虫の七不思議”の一つ。

▲お昼頃、日が当り始めるとお目覚め。♀が一匹脱け出して翅を広げる。

▲こちらは♂。

▲同じ広場にあるマユミの木に産卵中のミノウスバが多数/これだけ産むには相当なエネルギーがいるだろうすべて同じマユミの木戻る
▲弾けるマユミの実。

▲スギに張りつくシオデがたくさんの実をつけている。この広場でよくルリタテハを見るが、シオデもルリタテハの食草だ。

▲エノキの幼木にアカボシゴマダラ幼虫。幹に同化してるつもりなのに「なんで見つかってしまったんだろう・・」とショックを受けているかも?

▲暗めの林道を回る。ウバユリが多い。

▲林内の至るところにアカスジキンカメムシ幼虫。越冬場所を探しているようだ/「ここに潜り込もうかな〜?」背中が笑ってるね戻る
▲越冬色のセアカツノカメムシ。

▲まだ越冬色になってないチャバネアオカメムシ。

▲好奇心旺盛なKさん(ちなみに、女性です ^^;)が掘り出したアリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)をみんなで撮影する。急に注目されてビビってるかもね?
※アリジゴクは長い幼虫期を経て→蛹→羽化するとこんな成虫に! 毎年夏になると我が家にも2〜3種類のウスバカゲロウ成虫が来る/戻る
▲昼食後、しらかしの池を経由してふれあいの森へ向かう。

▲晩秋のバッタ、それらしい色になっている。これはオンブバッタかな/コバネイナゴ?これは普通のコバネイナゴセスジツユムシ戻る
▲蝶は少なかったが、これはまだきれいなツマグロヒョウモン♀/ぼろぼろの♂戻る
▲しらかしの池にはカモが飛来。ヒドリガモがいちばん多く、他にはコガモ、カルガモなど。

▲池縁にはカメラマンの“大砲”が並ぶ。レンズの先を見れば必ずいるカワセミ君!

▲池周りの木道にアキアカネがペタリ!

▲野生化したアサガオにヨツモンカメノコハムシ。南方系のカメノコハムシだが、目下北上中らしい。

▲野生化したホシアサガオ? サツマイモの花に似てる。

▲葉っぱの上でひと休みするユキムシ(ワタムシ)/顔見せて!戻る
▲暖かいせいか晩秋の蛾も少ない。毎年必ずここで会うニトベエダシャクも見かけなかった。これはオオホシミミヨトウ。秋〜晩秋の蛾で、我が家にも何度か来たことがある。

▲キウイヒメヨコバイ♀。

▲みんながカマバエ撮影に熱中してるところにオオアオイトトンボが現れる。「あれ? ぼく人気ない?」

▲ふれあいの森のイイギリは今年もびっしりと実をつけていたが、まだ青い葉が落ちてない。

暖かい晩秋のせいか、例年より季節の進みは遅いようだ。鎌倉ほどではないが、台風の影響で今年の紅葉・黄葉はいまいちなのかも知れない。


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