虫を撮り始めて10年余りになるが、ゾウムシ・オトシブミ・チョッキリの仲間は被写体として魅力的だ。私に限らず同好の昆虫ファンは多いはず。
ゴールデンウィークの頃に、中央公園のボケの木にモモチョッキリが来るらしいことは2〜3年前から知っていたが、出会えるのは1年に1度あるかなし、まともに写真が撮れたことがなかった。

今日はよく晴れて汗ばむほどの陽気、ケヤキの木ではヒメゴマダラオトシブミがぶんぶん飛んでいた。少し早いけどボケの木を見に行く。小さな木だが、いつもは奥の方までのぞいても見つからないチョッキリが何と目の前の実に張りついていた！　少し離れたところによく飛ぶ子がもう1匹いる。これはラッキー！

こんなよい被写体を独り占めにするのは勿体無いので、以前からモモチョッキリを気にしていた友人のHさんにメールする。しばらくしてやってきたHさんが更にたくさんのチョッキリを見つけてくれた。全部で6匹！ 目の前でゆっくり二人占めした。(^^;)

▲おっと、ボケの実にモモチョッキリが！

▲あちこち点検中／産卵していいものか・・／戻る

▲かっこいいね！

▲何匹もいるようだ！

▲♂が♀に近寄って／ゲット！／交尾に成功／十数分続く。仲間は知らん顔？／戻る
※チョッキリによっては♀をめぐって♂同士が争ったりするそうだが、そういう光景はなかった。平和なチョッキリなのかな？

▲その間にも♀はあちこちの実をチェック／写真2／写真3／写真4／戻る

▲よく飛び跳ねる子（♂？）が1匹！　　

思いがけず6匹ものモモチョッキリに遊んでもらった。“害虫”なんて言わないから、どんどん子孫を増やしていいよ！