2015.01.10
冬の観察会
恒例の落ち葉めくり観察会は4年連続で今年も港北ニュータウンの茅ヶ崎公園で開かれた。過去3年の記事(下記参照)を見ると、最初は落ち葉めくりがメインだったが、それに加えて手摺り観察、ヤツデの葉めくり、プレートめくり、ケヤキなどの樹皮観察、公衆トイレなど建造物壁面の観察(?)などなど年々観察対象が増えている。(今年は橋の下をのぞく人もいた 。^^;) いずれも一人でやっていると“怪しい”行為なので、こういう観察会は嬉しい。
今回目立ったのはフユシャク(=冬に成虫が出現するシャクガの総称)の♀。♂はほとんど見かけなかったが、♀は手摺りなど人工物に張り付いていた。フユシャクの♀は翅がないので飛ぶことができず(足は発達している)、また口吻もないか退化していたりで何も食べないと言われている。色々謎が多い虫のようだ。
フユシャクの種類も結構多く、今日見かけたものもチャバネフユエダシャクとナミスジフユナミシャク以外はよく分からなかった。この分野も面白そうだが、鎌倉周辺ではフユシャクが少ないので観察する機会があまりないのが残念だ。
2014年の観察会
/2013年の観察会
/2012年の観察会
横浜市都筑区茅ヶ崎公園/2015.1.10
▲まずはメジロから/メジロも子育て中はせっせと虫を集めているが、この時期は何を食べているのだろうか?
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▲樹皮に同化したコミミズク幼虫/何を撮ったのか分からず、危うく画像を捨てるところだった・・
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▲ケヤキの幹にチャバネフユエダシャク♀
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▲ここにもフユシャク♀?と思いきや、セミの脱け殻だった
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▲コンクリートの壁にナミスジフユナミシャク♂/今日見た唯一のフユシャク♂
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▲↑の近くにいた♀
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▲ヤツデの葉裏にクロスジホソサジヨコバイ♀/ヤツデの葉めくりは概して低調だった
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▲クロモジの冬芽、四つも花芽をもっています
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▲コブシの小枝にオオカマキリの卵嚢
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▲同じくコブシの枝にシャクガ(オオアヤシャクだそうです)の幼虫。冬芽に擬態してるつもりかな?
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▲冬のフィールド観察には欠かせない冬芽と葉痕も少々/これはマルバアオダモ?(または、ヤマトアオダモ)@生態園
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▲“通せんぼ”するサンショウ@生態園
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▲帰り際、最後に出てきたカワセミ。全体に鳥は少なかったが、鳥で始まって鳥で終わった観察会でした
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