2014.08.30
秋が近い?
今週はずっと雨、といっても鎌倉では大した雨が降るわけでもないのだが、いつ降ってくるか分からない日ばかりだった。2、3日前から急に涼しくなる。真夏から10月の気温に一変、涼しいのは嬉しいがちょっと気持ち悪い急変だ。
今日は久しぶりの日差しとあって、午後から中央公園に出かけた。こう涼しくなると初秋の花が恋しくなる。まずはミズヒキ、ギンミズヒキ、ヌスビトハギなどが目に入ってきた。ハーブガーデンを歩くと足下からバッタが飛び出す。ほとんどがオンブバッタだ。「そう言えば、以前ここでルリモンハナバチを撮ったっけ・・」と思った途端に見つけた! 2匹のルリモンハナバチが花から花へと忙しなく飛び回る。かなり粘って追いかけたが思うような写真は撮れなかった。
前回同様数匹の黒いアゲハがクサギで吸蜜、近くにはアゲハモドキ(中央公園では初見)もいた。樹液の出るクヌギにはくたびれたサトキマダラヒカゲ多数とルリタテハが2匹。ゴマダラチョウやアカボシゴマダラの姿はなかった。
そして、今日のハイライトはゴイシシジミ!
先月友人のHさんから中央公園でゴイシシジミを発見!と聞いていたが、まだ見てなかった。そのHさんとばったり出会う。しかも今日になって大発生が判明したとのこと。いい所に来たようだ。見回すと、ササに止まるもの、卍飛行するもの、そこだけでざっと10匹ぐらいはいた。
ゴイシシジミは蝶には珍しい肉食系、ササやタケにつくアブラムシを食べる。成虫もアブラムシの出す汁を吸う。今年は各地でゴイシシジミが多いという話を聞くが、アブラムシが大発生したのだろうか。可愛いゴイシシジミが中央公園に居ついてくれると嬉しいが、それも餌のアブラムシ次第ということになる。
園内はコバノカモメヅルやガガイモ、ツルマメ、ツリガネニンジンなど初秋の花が咲き、ツルニンジンの蕾がぷっくりと膨らんでいた。このまま涼しくなるとは思えないが、やはり秋は近いのだろう。
鎌倉中央公園/2014.8.30
▲ミズヒキの花は紅白
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▲白一色のはギンミズヒキと呼ばれている
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▲サングラスが増えてきたヌスビトハギ
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▲ハスの実に止まるシオカラトンボ、季節感あるなあ・・
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▲シオカラトンボのカップル、何となく平和でいい光景
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▲ジンガサハムシがまだいた
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▲クヌギの木、サトキマダラヒカゲとルリタテハ
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▲ルリタテハ、クヌギから金網に乗り移って小休止?
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▲羽化仕立て? きれいなゴイシシジミ♂
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▲こちらは♀かな?/ヤマトシジミやルリシジミより小さい
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▲コバノカモメヅルの白花タイプをアズマカモメヅルというらしいが、これは花芯が紅色/中央公園では初めて見るが、どこから来たのだろうか?
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▲ここでは初めて見るメハジキ
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▲メドハギ、茎は木質化してるが草本
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▲初秋を代表する花・ツリガネニンジン
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▲ツルマメも咲き始めた。この花が咲くと夏も終りだなと思う
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