2014.05.10
広町虫散策
午後から久しぶりに広町緑地へ。谷戸に近づくと岩壁から垂れ下がるマルバウツギの白い花が目立つ。ノイバラやコゴメウツギもよく咲いていた。谷戸のミズキはもう終りかけ、と言うか、ここでも花つきが悪かったようだ。
冬の間に湿地の園路が舗装され、どろんこ道と丸木の木道がほとんどなくなっていた。歩きやすくはなったが、景観が変わって別の谷戸に来たような変な気持・・。
湿地から森にかけて、あちこちでジャコウアゲハが飛ぶ。今年はどこに行ってもジャコウアゲハをよく見かける。何年か前(調べると、2009年)にもそういう年があった。
今日はオトシブミも探したいとも思って来た。そこここに生えているキブシにはまだ揺籃も葉の切り落し痕もなかったが、何本かのエノキに揺籃が見つかった。ヒメゴマダラオトシブミと思われるが、中央公園周辺以外で見たのは初めてだ。
今日一番の出会いはクリ(クヌギに訂正)の低木で見たゴマダラオトシブミだった。ここ何年かゴマダラオトシブミが少なく、今年もまだ見てなかったので嬉しい出会い。また、この木の近くにあったコナラにも同様の揺籃が見られたので、これもゴマダラオトシブミの“作品”と思われる。要継続観察。
広町緑地/2014.5.10
▲草地をウロウロするジャコウアゲハ♀
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▲同上。そんなところにオオバウマノスズクサが生えてるの?
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▲同上。後で確認したら確かに生えていた!
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▲オオバウマノスズクサ。盛りを過ぎているが、花をつけた株も見つけた
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▲こちらは森の中で休むジャコウアゲハ♂ かなりくたびれている
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▲エノキについた揺籃、ヒメゴマダラオトシブミもいるらしい
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▲クリ(クヌギに訂正)の低木に揺籃が三つ!
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▲いたいた! ゴマダラオトシブミ、ちょうど巻き終ったところかな?
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▲同上。お疲れさま〜!
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▲近くにあったコナラにも揺籃が!/ヒメクロオトシブミもコナラを巻くが、揺籃の大きさ・形からしてゴマダラオトシブミの作と思う
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▲羽化間もないコチャバネセセリが2匹(色が違って見えるのは光の加減)
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▲ド迫力!のオオイシアブ
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▲谷戸の木陰に咲くヤブデマリ
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▲林縁に咲くコゴメウツギ
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▲日当りのよい斜面に咲くノイバラ
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▲岩壁から垂れ下がるマルバウツギ
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▲舗装工事の影響か(?)、小川沿いのカワトンボは少なめ
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▲↑とは別の湿地にいたカワトンボ
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▲同上。幼体も多いので、まだこれから増えるかも知れない
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