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2013.03.15(2)
クヌギカメムシの孵化

クヌギカメムシはクヌギやコナラの樹皮の割れ目など観察しやすい所に産卵する。今年もクヌギの木やコナラのプレート裏など何箇所かに卵塊を見つけていたが、早くも孵化が始まった。
コナラのプレート裏は、昨シーズンにも40セットもの卵塊が産みつけられていた。孵化して2齢幼虫ぐらいまでは見ていたが、ある時突如消えてしまった。その後、この周辺でクヌギカメムシを見たことはなかったが、12月になってまた同じ場所に産卵していた。
クヌギの木の方は何セットもの卵塊を見つけていたが、孵化し始めて初めて気がついたブロックもある。外敵に見つからないよう樹皮にまぎれて産卵したり、プレートの裏に産卵したり・・、虫たちの工夫には恐れ入ってしまう。

警告!】 カメムシの卵や幼虫は決して気持ちのよいものではないので、苦手な方は↓写真を見ないようお勧めします。(^^;)

鎌倉中央公園/2013.3.15
▲2月7日時点、クヌギの樹皮に産みつけられた卵塊。卵は両サイド一列に並んでおり、中央部の列は孵化した幼虫の食べ物になるゼリーだ

▲↑の卵塊が孵化! もう2齢〜3齢になっている

▲↑と同じクヌギの木。母親が用意してくれたゼリーはもう残り少ない?

▲こちらは昨年12月12日、産卵中のクヌギカメムシ。これだけ産卵するのに何日もかかっているはず

▲同上。場所はコナラの木にかかるネームプレートの裏側だ

▲同上。今日、↑のプレート裏でも孵化が始まっていた

さて、このクヌギカメムシの子たち、どれだけ育つだろうか。
中央公園でクヌギカメムシを見ることはあまりないが、育ったクヌギカメムシはどこで暮しているのだろう?
昨年クヌギカメムシに気がついたのは2回だけ、1回はヘラクヌギカメムシの終齢幼虫、1回は成虫だった。両者は近い場所だったので、同じ個体かも知れない。
今年はもう少し気をつけて探してみたい。

▲ヘラクヌギカメムシ終齢幼虫/2012.5.17
クヌギカメムシとヘラクヌギカメムシを一見して区別できるのは終齢幼虫の時だけ

▲クヌギカメムシかヘラクヌギカメムシか分からないが、↑と同じ個体かも知れない/2012.5.30


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