2010.10.23
ツルドクダミ
土曜日の午後、友人二人と北鎌倉から扇ヶ谷・海蔵寺方面を歩く。北鎌倉から八幡宮に向かうメイン道路は人がいっぱいだが、亀ヶ谷切通に入ると人も疎ら、両側の壁面にはホトトギスの花が目立っていた。
横須賀線のガード付近に来ると、白い小さな実をびっしりとつけた蔓性植物が目に入ってきた。実を見ると一瞬「イタドリ?」と思うこの植物は帰化植物のツルドクダミ(タデ科)だ。2、3年前に知って以来時々見かけていたが、ここの繁殖ぶりは凄い。上を見上げると電線にもびっしり巻きつき、さらに5m以上もある木のてっぺんにまで上りつめ木をまっ白に被っていた。
さらに海蔵寺へ行く途中の民家の壁面、電信柱にもツルドクダミが張り付いている。クズも真っ青になりそうな勢い、こんな光景は今までに見たことがなかった。
ツルドクダミは中国産で、日本でもかなり古くから薬草として栽培されていたようだ。今野生化してるのはそれらが逃げ出したものと考えられている。しかし、今日見たツルドクダミの蔓延具合は、徐々に増えたと言うより急激に繁殖したもののように見えた。恐るべし、外来種の繁殖力!
市内扇ガ谷にて/2010.10.23
▲イタドリに似た実
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▲これはイタドリ(タデ科)の実
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▲上を見ると電線にもびっしり巻きついて…
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▲さらに上を見上げると、高い木のてっぺんにまで上りつめていた
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▲ガードの反対側にも
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▲まだ花も咲いている
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▲葉っぱはこんな形
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▲ガードよりはるかに高い木まで上りつめている
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▲電信柱も軽く上る
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▲民家の壁も
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