ヒヨドリバナの花から花へと飛び移るアサギマダラを見ると、「ああ、高原に来たんだな〜」と実感する。蝶の多い年も少ない年も、アサギマダラだけは至る所で会えるのが嬉しい。
鹿沢高原では「岩場でキベリタテハを待ちつつ、ヒヨドリバナの草むらでアサギマダラを追う」のがいつものスタイルだ。今年もヒヨドリバナで吸蜜する姿ももちろん見られたが、それよりも岩場を飛び交う個体がすごく多かった。例年だとお昼頃には日当たりのよい草むらに集まるのだが、今年はその姿はなかった。これも暑さのせいだろうか？
アサギマダラの飛翔は美しい。今年は遠くの山を入れて飛翔を狙ってみたが、写りは“いまみっつ”。また来年のお楽しみにしよう。

アサギマダラ＠鹿沢高原＆湯の丸高原／2010.8.20＆21

▲岩場を飛び交うアサギマダラ ▲もちろんヒヨドリバナが一番のお気に入り ▲ヒヨドリバナの咲く所にアサギマダラあり ▲時にはアザミや ▲ヤマハハコでも吸蜜 ▲アサギマダラのマーキング調査はよく知られるところだが、初めてマーク入りの蝶を見かけた。「サジキ24」と読めるので、この近くでマーキングされたものと思う