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2009.03.04
タイワンリスの鑑定?

2年ほど前から中央公園でこんな木↓をよく見かけるようになった。

▲ケヤキ/鎌倉中央公園

サルスベリのようにつるつるの木肌はタイワンリスの仕業。被害に遭っているのはケヤキが多かった。フィールドに食物の少ない冬の時期だ。
昨年の冬も同じような木を見かけたが、今年は更に増えている。先日は広町緑地でもこんな木をたくさん見かけた。
見事なまでに樹皮を剥がしてしまうリスだが、どんな木でもいいという訳ではないようだ。今まで見たところでは、いちばん好きなのはケヤキだが、似たような木でもエノキは好きではないらしい。他にはタラノキ、カラスザンショウ、ハゼノキ、クワが被害に遭っている。これらに共通するものは何なのだろうか?

▲タラノキ/広町緑地

▲ハゼノキ/鎌倉中央公園

▲カラスザンショウ/鎌倉中央公園

ところで、冬は樹形を観察するのによい季節だ。同じ種でも生えている環境によって樹形が変わったりはするが、枝分かれの様子などは遠くから見てもよく分かる。
↓は中央公園に多い風景だが、この木は何だろう? 遠くからでも樹皮は見えるのでコナラやクヌギでないことは分かる。ケヤキかエノキか?

▲何の木?/鎌倉中央公園

↓近くまで寄ってみると、驚いたことにケヤキとエノキが根元で合体していた!

↑冬芽を見ると、樹皮がすべすべした外側の木がケヤキ、中央部にある樹皮ががさがさした木がエノキであることが判明。
そして上を見ると↓

ケヤキだけ何箇所も樹皮が剥がされていた。すでにリスが鑑定してくれていたのだ。(>_<)



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