2009.02.21
一本のエノキ
広町の谷戸に立つ一本の気になる木、この木がエノキであることは確かなのだが、樹形がエノキらしくない。エノキは普通ある程度上に伸びてから細かく枝を広げていく。ところがこのエノキは低い所ですでに枝を横に伸ばし、横広がりな独特な樹形になっている。樹高は大したことないが幹は太い。
なぜこんな形になったのか分からないが、形は悪くはない。いつの間にか周りにはベンチが置かれ、散策に来た人がお弁当を食べるのによい場所になっている。
枯れ野と化した冬の広町緑地だが、谷戸に入ると風もなく予想以上に暖かだ。枯れ野のどこかにたくさんのキタテハやルリタテハ、クロコノマチョウが潜んでいるはずだ。2月とはいえ、これだけ暖かいと日向ぼっこに出てくるかも知れない。
エノキと言えば、ゴマダラチョウやアカボシゴマダラの食樹でもある。
産卵場所としてこのエノキはどうですか? > ゴマダラチョウさん、アカボシさん
一般的なエノキの樹形
▲二宮・吾妻山
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▲鎌倉中央公園
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