猿島は東京湾に浮かぶ唯一の自然島。横須賀市の三笠桟橋から船で10分ほどの距離にあるが、夜は人のいなくなる無人島だ。緑の学校OB会で今日初めてこの島を訪ねた。
幕末以降、軍事要塞としての島だったようで、島内には明治時代に作られたレンガ積みのトンネルや弾薬庫・兵舎などの軍事施設が点在していた。苔むした壁に挟まれた切通しやレンガのトンネルは昔の外国映画にでも出てきそうな光景だった。この島は戦後も人の立入りが禁止されていた時期もあり、再び一般の観光客が自由に訪れるようになったのはここ十年余りのことのようだ。今は散策路も整備され、誰でも楽に島を巡ることができるようになっている。

猿島めぐり／2008.6.4

▲照葉樹林に被われた猿島が見えてきた ▲横須賀・三笠桟橋から10分で到着 ▲遊歩道が整備されている ▲どことなくエキゾチック ▲苔むした壁面 ▲珍しいフランス積みのレンガ建造物。明治17年完成。かなり質のよいものだったようだ ▲パリの地下下水道を連想してしまう・・ ▲数箇所にトンネルがある ▲横須賀軍港は目と鼻の先 ▲釣り客も多いようだ ▲トンビがわがもの顔に飛んでいた ▲地層・地質観察ポイントとしても重要な島だ