2006.12.16
本日の冬芽たち
12月というのにこのところお天気がいまいちだ。今日は束の間の晴れ間とあって、暮の雑用をほっといて(^^;)、某大学キャンパスでちょっとだけ(?)冬芽探し。
まずは、イヌシデ、アカシデ、クマシデ・・と、たくさんのシデ類が植栽された雑木林で見た冬芽たちだが、↓の2枚はアカシデと思われる。イヌシデに比べて冬芽が開出してる(枝から立ち上がっている)ことが多いのと、イヌシデの一年枝は毛が密生していることが多いので区別できる。
▲大きい冬芽は雄花芽、小さい冬芽は葉と雌花の混芽でしょう
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↓は同じ雑木林にあったもので、こんな果穂がついていた。シデの仲間には違いないが、普段見るイヌシデ・アカシデの果穂よりかなり大きい。かと言って、クマシデやサワシバの果穂とは違うようだ。
冬芽は伏生して(枝に沿って)おり、枝に毛も生えているから、イヌシデなのかなあ・・とも思うが、果穂の大きさにはちょっと違和感があった。外国産のシデの可能性もあるかも?
↓はシナノキの仲間には違いないが、各種ボダイジュともよく似ていて、この種の区別はとても難しそうだ。でも、図鑑を見ると樹皮の感じがシナノキにいちばん似てるような気もするが・・。
↓は1.5mほどの低木で赤い冬芽が対生についていた。どこかで見たような冬芽だが、カエデでもないし、なんだろう・・と気になっていたが、帰り道ではたと思いついた。多分、ライラックではないだろうか。
最後に↓は極小の冬芽・ナンキンハゼだ。今までなかなかいい被写体が見つからず、それらしく撮れたのは初めてのこと。今日いちばんの収穫だった。
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