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2006.10.16
クサギ

この時期野山を歩いていると、“赤い実”をびっしりつけた木に出会うことがある。何だろう・・?と近くに寄ってみるとクサギだ。“赤い実”に見えたのは、実を包んでいた萼が開いたものだ。羽根つきの羽根のような形をした姿がとても可愛い。開いたばかりの実はきれいな青色をしていたり、水色だったり、この時期ならではの美しさだ。
クサギは里山には多く、鳥が種を運ぶのか幼木もそこここに生えている。花期には蝶もよくやってくるし、クサギカメムシというカメムシがいるようにカメムシにも好かれている。冬は冬で、赤い冬芽にお面のような葉痕が面白い。一年中楽しめる木だ。

▲実が熟すと赤い萼が開きます。実は水色がかった青から紺色へと移っていきます
2006.10.16/鎌倉中央公園
▲閉じた萼が未熟の実を保護している状態/2004.9.10/舞岡公園
▲実が熟すと萼が開き、「さあ、鳥さん、いらっしゃい」/2006.10.15/鎌倉中央公園
▲花期は蝶にも大人気/2006.9.2/荒井沢市民の森
▲クサギカメムシだけでなく他のカメムシにも好かれてます。これはチャバネアオカメムシ
2004.9.10/舞岡公園
▲クサギカメムシはこちら/2006.7.22/鎌倉中央公園
▲只今、冬芽準備中・・/2006.10.7/鎌倉中央公園
▲お洒落な帽子がよく似合う冬のクサギさんです/2006.1.8/鎌倉中央公園



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