2006.09.25
ツリフネソウ
10日ぶりに中央公園に行った。湿地の至る所にオオミゾソバとミゾソバが咲いていたが、ツリフネソウもぼつぼつ咲き始めていた。中央公園では毎年あちこちに群生するツリフネソウだが、その場所は少しずつ変わっているように思う。
ツリフネソウは花の形がユニークだが、咲き始めや蕾の状態も面白い。完全に咲いて落着くまではどっちを向いているのやら? ユーモラスな姿に思わず笑ってしまう。(写真は、2006.9.25、鎌倉中央公園にて)
▲普通に咲けばこうなる
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▲蕾は魚のよう?
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▲こんな形で立っている蕾もある
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▲立ったまま咲いている花もある
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ところで、花の後部に突き出た袋状のものは萼の一枚が変形したものだが、この渦巻きの中に蜜が入っているという。ツリフネソウの雄しべと雌しべは花の入口にある。初期の頃は合着した白い雄しべが雌しべを包んでいるが、後に雄しべは脱落して雌しべが現れる。要するに、雄性期と雌性期があると考えればよいようだ。
蜜を吸いに雄性期の花にもぐり込んでくる虫に花粉をつけていってもらい、雌性期の花にもぐり込む時に受粉しようというのが、ツリフネソウのもくろみだろうか。
▲2004.10.14
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▲2004.10.14
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ところが、知能犯(?)のハチやアブは正面からもぐり込まず、後ろの渦巻きを食い破って蜜をゲットするという話を聞いたことがある。本当だろうか?
↓は今日見たアブたち。何をしてるのだろう??
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