2006.05.16
アカスジキンカメムシ
この時期、中央公園を歩くとよく目につくのが、白黒模様のこの虫。アカスジキンカメムシの終齢幼虫だ。終齢幼虫から成虫への変身は劇的で、成虫はカメムシの中でいちばん美しいと言われている。幼虫も光沢があってなかなかきれいだが。
「カメムシがきれい」などと人に言うと、「えっ?」という顔をされるが、背中の模様は種によっても何齢幼虫かによっても違い、面白い。そう言えば、昨年カメムシが面白くなって、9000円もするカメムシ図鑑を買ってしまった。(全農教「日本原色カメムシ図鑑」)
アカスジキンカメムシはこの終齢幼虫で越冬するため、今、そこここで見られる。過去の写真を見てみると、5月下旬から6月頃に成虫を撮っているので、そろそろ変身の時だろうか?
アカスジキンカメムシはミズキやクマノミズキが好きなようだが、その他にもコナラ、ヌルデ、ハゼノキ、キブシなど色々な木に住むようだ。幼虫はアジサイでもよく見かける。今年は中央公園でも成虫を探してみよう。
▲いつも笑顔の(?)終齢幼虫/2006.4.24/鎌倉中央公園
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▲仲好し兄弟?/2006.5.15/鎌倉中央公園
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▲美しい成虫/2004.5.21/舞岡公園
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▲クマノミズキに/2005.6.1/舞岡公園
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▲4齢幼虫と5齢(終齢)幼虫/2004.8.26/舞岡公園
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