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2016.03.10
マンションの訪問客2016/3月の蛾 その1

2月21日から滞在していた3匹のオカモトトゲエダシャクは、3月2日の午後にはすべていなくなった。
この10日間でいちばん目立ったのはカバナミシャク(チビナミシャクも含む)の仲間が増えたことだ。カウントするために撮影をしていたが、最多の日には27匹いた。一日平均16匹ほど。種名の同定は難しいのだが、種類は5種類ぐらいかなあと思っている。
2月末から増えていたシロテンエダシャクは一日に3〜7匹、ウスベニスジナミシャクは1〜5匹、アトジロエダシャクは2〜5匹、必ずどこかにいた。
春のキリガも出揃ってきたが、昨年同様もうひとつ判別に悩むものもある。

「マンションの訪問客」初登場の蛾としては、ハンノキリガ、ホシボシトガリバ、ホソバトガリエダシャク、キノカワガ、マエシロモンキノカワガの5種だった。キノカワガは冬の間ケヤキやサクラなどの樹皮に紛れて越冬する様子が面白く、以前から探していたが見つけられなかったもので、廊下の電灯に止まっているのを見た時は拍子抜けしてしまった。(^^ゞ

2016.3.1〜2016.3.10に来た蛾全種
new ハンノキリガ(ヤガ科)/2016.3.1/食草はブナ科コナラなどで、ハンノキではない。

new ホシボシトガリバ(カギバガ科)/2016.3.4/昨年の今頃来たマユミトガリバによく似てる。

new ホソバトガリエダシャク(シャクガ科)/2016.3.6/オレンジ色の帯があるタイプ

new キノカワガ(コブガ科)/2016.3.7/こんな所に止まっていたもの戻る
new マエシロモンキノカワガ(コブガ科)/2016.3.7/キノカワガが来た同じ日に別のキノカワガも来た。“シロモン”は分かりにくいが、マエシロモンキノカワガと思う/別個体と思うが翌日にもう1匹戻る
▲オカモトトゲエダシャク(シャクガ科)/2016.3.1/3月2日の朝を最後にいなくなった。

▲シロテンエダシャク(シャクガ科)/2016.3.1/この時期の常連さん/個体2(3.6)個体3(3.7)個体4(3.9)戻る
▲カバナミシャクの一種(シャクガ科)/個体2個体3個体4個体5戻る
▲ウスベニスジナミシャク(シャクガ科)/2016.3.3/毎日どこかにはいるが、そろそろピークは過ぎた感じ/個体2(3.6)個体3(3.10)戻る
▲アトジロエダシャク(シャクガ科)/2016.3.5/個体2(3.5以後動かず)個体3(3.6)戻る
▲シロフフユエダシャク(シャクガ科)/2016.3.6/今のところ、これが最後に見たフユシャク

▲キクキンウワバ(ヤガ科)/2016.3.6/階段の端に数日間滞在していた。今年1月にも見ている。これが越冬していたものか、最近発生したものかは不明

▲ナミテンアツバ(ヤガ科)/2016.3.6/越冬していたものが目覚めたようだ。

▲ホソバキリガ(ヤガ科)/2016.3.1

▲ブナキリガ(シャクガ科)/2016.3.2

▲カバキリガ(ヤガ科)/2016.3.2

▲スモモキリガ(ヤガ科)/2016.3.9

▲チャイロキリガ(ヤガ科)/2016.3.10

▲シロヘリキリガ(ヤガ科)/2016.3.9/昨年もよく現れた/ここまではよいが・・

▲これは分かりにくい。スモモキリガの黒点の目立たないタイプ?

▲これも分からない。2月にも似てるものがいて、「ホソバキリガ?」としたが、ホソバキリガより明らかに小さく細い。

▲不明蛾/2016.3.10/昨年も分からなかった。何かの♀かとも思うが・・

▲モンキキナミシャク(シャクガ科)/2016.3.8/昨年もよく来た。凝った模様は変異があるが、和服柄を思わせる/個体2(3.9)個体3(3.9)戻る
▲フサヤガ、またはコフサヤガ(ヤガ科)/2016.3.8/翅の間からお腹を持ち上げて、この状態で天井近くに何日も止まっている/下からあおって撮ってみるもう一枚戻る
▲シロミャクオエダシャク(シャクガ科)/2016.3.10/枯れ葉のイメージだが、最近発生したもの?


▼蛾以外では・・

極小のカミキリムシ/2016.3.6 => カミキリではなく、ナガヒョウホンムシ(ヒョウホンムシ科)でした。Hさん、教えていただきありがとうございました。
1/15掲載の2匹も同種と思われます。

▲早くも羽化してしまったジョウカイボンの仲間/2016.3.8

▲暖かさにつられて目覚めてしまったけど、寒さが戻り動けない(?)ツチイナゴ。何日もこの恰好で壁に張りついている/2016.3.9

▲裏山に来たヤマガラ/2016.3.6/もう一枚戻る


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