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広町散策・春編 1
2003.3.26

ここからキリの大木が見えます。

暖かい春の一日、久しぶりに広町緑地を探索してきました。広町緑地は湿地あり、森あり、山道あり…と、四季折々のハイキングが楽しめます。動植物の棲息地としても貴重な鎌倉の里山であり、広町の自然を守る活動も色々なされています。前日の雨も上がりこの日は春の日差しがいっぱい、いよいよ春本番を思わせる一日となりました。

***写真をクリックすると拡大写真が見られます***

広町緑地への出入口はいくつかありますが、西鎌倉寄りの入口から入りました。まずは、入口付近の植物です。

▲入口付近はヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、ヒメウズ、ヤマネコノメソウ、ハコベ、タネツケバナなど、おなじみの野草が群生しています。スギナの子も出ていました。ツクシはもう終ってしまったのかな?
▲ヒメウズ ▲ヤマネコノメソウ ▲スギナ


▲フラサバソウ(ゴマノハグサ科) 入口から少し入った広場に群生しています。淡い紫の花が優しい花です。帰化植物ですが、2年前の同時期に来た時は群生に気がつきませんでした。最近増えているのでしょうか?


▲入口付近ではムラサキシキブ、モミジイチゴ、キブシ、クワ、ニワトコ、サルトリイバラなどの低木をよく見かけました。アオキは森の中にもたくさん生えていますが、花が咲いているのはまだわずかです。
▲モミジイチゴ ▲サルトリイバラ ▲アオキ(雄花)


キブシは林の縁によく生えていますが、森の中に入ると見かけなくなります。雌花は緑っぽく、雄花は黄色っぽいと言われていますが、この写真からも分かるでしょうか?
▲キブシ(雄花) ▲キブシ(雄花) ▲キブシ(雌花)


▲タチツボスミレ 入口近くの広場でも山道でも見かけました。花の形が横広のものや細長いものなど色々ありましたが、これらはタチツボスミレでしょうか? スミレの種類はよく分かりません。


常緑樹の繁った山道を行くと、所々で日のよく当る場所に出ます。こういう所にはどんな植物が見られるでしょうか?

▲イヌコリヤナギ(雌木) 株立ちになってますが、かなり大きな木です。イヌコリヤナギは水辺でなくても生えるようで、これも日当りのよい比較的乾いたところに生えていました。花序の様子から見ると、どうやら雌木のようです。


▲ツクシ ▲ツクシのアップ
▲ハリギリの新芽 ▲ミズキの新芽 ▲ハコネウツギ?
▲ツルウメモドキ? ▲ヤマグワの
芽吹き
▲サネカズラの冬芽


▲日の当る場所や林の縁にミツバアケビアケビが小さなつぼみをつけています。いずれも咲くと可愛い花です。雌雄同株ですが、花のつき方が変わっています。花序の上部に大きめの雌花が2〜3個つき下部に小さい雄花がたくさんつくもの(写真左上 ミツバアケビ)が多いですが、中には雄花だけの花序もあります。出会ったのは後者が多かったですが・・。
▲ミツバアケビ
▲アケビ


以下はどちらかと言うと森の中に多かった植物です。

▲鎌倉周辺の山にはヒサカキがよく見られます。今、ちょうど花時でした。雌雄異株ですが、見たところ雄株が圧倒的に多かったです。あるいは雌花は少し遅れて咲くためかも知れません。雄花と雌花では花の形も少し違うようです。どちらも可愛い花ですね。
▲ヒサカキ(雄花) ▲ヒサカキ(雌花)
▲オニシバリ ▲タブノキの新芽
▲ナツトウダイ ▲ウラシマソウ


広町にはヤマザクラの木もたくさんあります。もう明日にも咲きそうでした。また、広町の主とも言えるヤマザクラの古木が一本あります。今回は道を間違え、そこまで行き着きませんでした。(^^;) この木です。(2001.3.27撮影)。

▲白いサクラが咲き始めていました。これはオオシマザクラのように見えます。
 (NN3.0/IE4.0以上)

広町散策・春編 2

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