鎌倉の里山ではムラサキシキブはとても多く、どこでも見られると言っていいほどですが、ヤブムラサキは中央公園や広町緑地にはなく、今泉方面など東部に偏っているようです。今年になって散在ヶ池で確認できました。また、散在ヶ池と背中合せの荒井沢市民の森(横浜市)でも確認しています。
写真は多摩丘陵で撮ったものです。枝、萼に毛が多く、実が萼に包まれるようについているのでムラサキシキブとの見分けは容易にできます。
また、葉を触ってみるとヤブムラサキはビロードの感触で、ムラサキシキブとは全然違います。
しかし、最近の調査によると、全国の林道沿いのヤブムラサキを調べたところ、そのほとんどがムラサキシキブとの交配種であったとか。ヤブムラサキとされてるものも、よく見ると毛の多いもの少ないものがあるようで、今後気をつけて見ようと思います。
なお、ムラサキシキブとヤブムラサキの交配種はイヌムラサキとも呼ばれています。
ムラサキシキブ参照
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▲東京都町田市 2003.10.31 |
▲東京都町田市 2003.10.31 |
▲純粋なヤブムラサキにしては実の数が多過ぎるので、これも交配種かも知れません。 |
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▲東京都町田市 2004.5.30 |
▲東京都町田市 2004.5.30 |
▲東京都町田市 2004.5.30 |
▲上の実と同じ地区で撮ったヤブムラサキの花です。花の色が濃くて一見してムラサキシキブと違うことが分かります。枝・花柄・萼、すべて毛深いですね。 |
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