“アブラチャン”とは聞いただけでも微笑んでしまうような名前ですが、名前の由来は油分が多くてよく燃えることから。“チャン”とはコールタールなどを指す中国名から来ているそうです。赤くて小さい冬芽がきれいですが、名前からの連想もあっていっそう可愛らしく感じます。
山地の沢沿いなど湿っぽいところを好むようです。同属のクロモジに比べると分布域は狭いように思いますが、ある所にはまとまって生えるようです。鎌倉周辺では逗子市の森戸川沿い、横浜観察の森などで見かけていますが、市内ではまだ見たことがありません。
落葉低木・雌雄別株。
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雄花
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▲横浜自然観察の森 2008.3.23 |
▲横浜自然観察の森 2008.3.23 |
▲相模原市 2007.4.6 |
雌花
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▲雌花にも退化した雄しべがあるが、突き出た雌しべで雌花と分かる 大船フラワーセンター 2011.3.30 |
▲大船フラワーセンター 2005.3.31 |
▲大船フラワーセンター 2005.3.31 |
葉
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▲若葉。葉柄・枝が赤い 町田市相原 2010.5.15 |
▲葉柄が赤い 大船フラワーセンター 2005.6.3 |
▲蓼科高原(標高約1500m)には非常に多い 長野県・蓼科高原 2005.8.17 |
果実
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▲逗子市・森戸川上流 2002.9.4 |
▲町田市・野津田公園 2004.9.20 |
▲長野県・蓼科高原 2005.8.17 |
枝振りなど
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▲相模原市 2007.4.6 |
▲株立ちになることが多い 横浜自然観察の森 2007.10.23 |
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