早朝のハス
大船フラワーセンター 2004.7.17
今年も暑い夏がやってきました。“真夏の花”というと何を思い浮かべるでしょうか? 子どもの頃は“夏休みの花”といえばヒマワリとアサガオでした。今は多種多種の花が庭を飾るようになり、人々の花の好みもずい分変わりつつあるようです。そんな中、ハスの花は昔も今も夏の花として人気の高いものでしょうか。
ここ2年ほどハスの花を撮っていませんでしたが、今年は近くの大船フラワーセンターが7月16日〜18日の3日間朝6時に開園するとあって、早朝のハスを見るよい機会と行ってきました。

ハスの花は4日の命です。第1日目は夜明けとともに開き始め午前8時頃には3cmほど開きますが、それから段々とつぼんでいきます。第2日目はやはり早朝から開き始め、8時頃にはかなり開いて美しい姿を見せてくれます。しかし平開はせず、「今日はここまでよ」とばかりにまたつぼんでいきます。第3日目はやはり早朝から開き始め、8時頃に平開します。その後少しずつつぼむようですが、午後になっても半開きのまま外側の花弁が脱落していきます。第4日目になるともう次々と花弁や雄しべが散ってしまいます。

大船フラワーセンターは普段は9時の開園ですが、これではいちばん美しい第2日目の花の開いた姿を見ることができません。そこで限定3日間ですが早朝6時に開園となった訳です。是非とも開花第2日目の花を見ようとフラワーセンターに行きましたが、予想以上にたくさんの“ハスの花・ファン”がカメラを持ってハス池に集まっていました。

★写真をクリックすると拡大写真が表示されます★

■開花1日目のハス   第1日目の花はほんの少ししか開かない。中を覗くと新鮮な雌しべと雄しべが見える。午前7時半〜9時の撮影。


■開花2日目のハス   今日のお目当てである開花2日目の花。3日目の花のように平開はしない。3日目の花と比べると花弁の色が濃く、雌しべの突起が黄色であることからも区別できる。8時頃に最大に開き、その後少しずつつぼんでいくようだ。
▲午前7時31分撮影 ▲午前7時31分撮影 ▲午前7時54分撮影
▲午前8時15分撮影 ▲午前9時33分撮影


■開花3日目のハス   開花3日目の早朝までがハスの見頃と言えるだろうか。花弁の色はうすくなっているが、いっぱいに開いた様は豪華。雌しべの突起が黒っぽくなっていることからも第2日目の花と区別できる。
▲午前8時9分撮影 ▲午前9時4分撮影


■お客さま   ハスの蕾に抱きついているのはだあれ? 近づいてみると美しい緑のサングラスをかけたアオメアブ君でした。注目の的。花は明日から咲きそうですね。


左から開花2日目の花、4日目の花、3日目の花。午前9時5分頃の撮影




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