秋の一日、多摩丘陵に詳しい方の案内で町田市の谷戸を訪ねました。ここは東京の郊外、神奈川県にも近いところですが、「まだこんな懐かしい“ふるさと”があったのか！」と思うほどの別世界でした。刈り入れのすんだ田んぼの脇にはウメバチソウやリンドウ、キバナアキギリが、丘の上にはセンブリ、コウヤボウキ、アキノキリンソウが、林の縁にはコバノガマズミ、サルトリイバラ、ヤブムラサキの実が、深まる谷戸の秋に彩りを添えていました。
谷戸はまた虫たちのすみかでもあります。こんなのどかなところに住む虫たちは幸せ（？）ですね。その表情を追ってみるのも面白そうです。
春夏秋冬、これからも度々来たくなるような谷戸巡りでした。