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2018.04.12
楽しい虫目歩き/オトシブミ・チョッキリ

虫探しが忙しい季節になった。今年は季節の進みが早いので発生時期が限られているものは要注意だ。横浜自然観察の森へ出かけた。
毎年4月中旬〜下旬に来ているが、ターゲットは越冬トンボ、イタヤハマキチョッキリ、シロバナハンショウヅルなど。いずれも鎌倉ではほとんど出会えないもので、今日も何に会えるか楽しみにやってきた。

沢沿いの道を上る。イタヤハマキチョッキリの揺籃がないかカエデの木をチェック。以前この森で見たイタヤハマキチョッキリはエンコウカエデを巻いていたが(2014.4.25の記事参照)、イロハモミジも巻くそうだ。いくつかそれらしい揺籃が見つかった。が、いずれも巻いてから日にちが経っているようにも見え、作者の姿は見られず。(ちょっと来るのが遅かったか・・。)
揺籃のついたイロハモミジの低木を見ていると、どこからか見慣れぬ虫が飛んできた。「オトシブミ?」と思ったが、カエデを巻くオトシブミは思いつかない。よく見るとアシナガオトシブミだった。見上げるとクヌギの高木がある。あそこから落ちて(飛んで)来たんだ! アシナガオトシブミはあまり出会えないオトシブミなので、嬉しい出会いになった。

午後は友人のHさんと合流し、イタヤハマキのもう一つのポイントを教えてもらう。エンコウカエデの幼木をチェックしていると、ぽっきり折れた小枝に遭遇! よく見ると「ふぅ〜、今ひと仕事終えたところだよ〜」と言わんばかりのチョッキリが張りついていた。


横浜自然観察の森/2018.4.12
▲イロハモミジの低木に何か飛んできた!

▲これはアシナガオトシブミではないか!

▲よく飛ぶ子だ。

▲クヌギの木から遊びに来たのかな?

▲イロハモミジには大きな揺籃がついている。作者はイタヤハマキチョッキリらしいが姿は見えず。

▲エンコウカエデの花が咲いていた/この木に揺籃は見つからず戻る
▲エンコウカエデの幼木を見て歩くと、目の前にチョッキリが!

▲枝を折って一段落だね。お疲れさま〜! 口吻に木屑がついているよ。巻くのは明日かな?

▲葉がしんなりするまで置いておくのかも知れない。

▲その他のオトシブミ1/カシルリオトシブミ。サルトリイバラなんかによくいる。

▲その他のオトシブミ2/ヒメクロオトシブミ。どこに行ってもこの2種が最も数が多い。

今日のターゲットの一つであるシロバナハンショウヅルは、園路沿いに年々増えているように見える。今年は特に当り年なのか、あちこちによい花を咲かせていた。






▲蔓性なのでどこに現れるか分からない。鎌倉でも葉は見ることがあるが、花の咲く株に出会ったことがない。


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